・年間販売目標40台、安全性と生産性を両立した新型モデル
日立建機は7月22日、新型中型ホイールローダ「ZW250-7」の国内受注を開始したと発表した。標準バケット容量3.7㎥、運転質量20,230kgの本機は、砕石、製鉄、産業廃棄物処理、リサイクルなどの現場での活用が期待されており、年間販売目標は40台とする。
新型ZW250-7は、従来モデル(ZW250-6)から操作性と安全性、生産性の向上を図った複数の新機能を搭載している。注目されるのは、積み込み作業時の走行速度を自動制御する「アプローチスピードコントロール」機能で、燃料消費量を最大10%削減。複雑なペダル操作の負担を軽減し、オペレータの作業効率向上に寄与する。
さらに、270度の俯瞰映像をキャブ内モニターに表示する周囲環境視認装置「AERIAL ANGLE」を標準装備。オプションで360度表示も可能となっており、安全性の向上に貢献する。加えて、バケットの積載重量を自動計測する「ペイロードチェッカー」により、過積載・過小積載を防ぎ、作業工数の削減と積載の最適化を図る。
遠隔地からの機械診断やソフトウェア更新が可能な無線通信サービス「ConSite Air」も導入。これにより、故障予兆の把握や迅速な復旧対応、サービス工数の削減が可能となる。
標準小売価格は5,725.7万円(税別・工場渡し)で、日立建機は「安全性向上」「生産性向上」「ライフサイクルコスト低減」という顧客ニーズに応える“Reliable Solutions”の一環として本機種を展開する。
詳細は、ニュースリリース
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