ハッチソン・ポーツECTロッテルダム、コネクレーンズの自動水平搬送システムを導入

・ターミナルの完全電動化に向け前進

 Konecranes(コネクレーンズ) :2025年7月18日

 港湾機械大手のフィンランド・コネクレーンズは18日、オランダ・ロッテルダム港の主要コンテナターミナルである「ハッチソン・ポーツECTユーロマックス(Hutchison Ports ECT Rotterdam (ECT))」から、自動水平搬送(AHT=Automated Horizontal Transport)システムを受注したと発表した。導入により、同ターミナルの運用近代化と完全電動化が加速するとしている。

ECTユーロマックスは、世界有数のコンテナ港であるロッテルダム港において、最先端の自動化を進めている拠点のひとつ。今回のAHTシステム導入は、ターミナル全体のゼロエミッション化と生産性向上の双方を狙ったもので、港湾作業の効率と安全性を大きく高めると見込まれている。

 コネクレーンズは、世界50カ国以上で約1万6,700人の従業員を擁し、産業用クレーンや港湾搬送機器などの分野でグローバルに展開。2024年のグループ売上高は42億ユーロに達し、ナスダック・ヘルシンキに上場している(銘柄コード:KCR)。

 なお、今回の受注に関する詳細は、コネクレーンズ公式サイトおよびECTユーロマックスのウェブサイト(ECT Euromax)で確認できる。

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