横須賀市は7月18日、食肉製造・卸小売業のコーシン(横須賀市武)が久里浜工業団地内に新工場を開設すると発表した。2026年4月の操業開始を目標としており、学校給食事業の規模拡大と精肉総菜事業への新規参入を図る。
■地域密着企業の新たな展開 コーシンは1982(昭和57)年創業、1986(昭和61)年設立の老舗食肉企業で、現在98名の従業員を抱える。同社は食肉及び加工品の製造から卸小売販売まで手がけ、コーシングループ全体で農畜産物の生産から販売まで一貫した事業展開を目指している。
特に地域との結びつきが強く、横須賀市内の小学校給食に食品を提供するほか、自社ブランド「三浦牛」をはじめとする和牛商品で幅広い顧客から支持を得ている。
■新工場で事業領域を拡大
新工場は横須賀市内川2-4-19の久里浜工業団地内に建設される。敷地面積1,230平方メートル、延床面積974.10平方メートルの2階建て建物となる予定。
新工場では主に2つの事業を展開する。まず学校給食用精肉加工の規模拡大を図り、横須賀市内だけでなく隣接市の学校給食への参画も目指す。また、新事業として精肉総菜事業に参入し、ローストビーフや焼き豚などの総菜加工品を製造して自社店舗を中心に販売する計画だ。
■地域貢献への期待
同社の事業拡大により、学校給食事業の充実と新たな総菜製品の提供を通じて、これまで以上の地域貢献が期待される。横須賀市は現在、企業立地等促進制度の適用に向けた手続きを進めており、地元企業の成長を後押ししている。
コーシンは本社を横須賀市武に置き、市内本町のコースカベイサイドストアーズ内にも事業所を構える地域密着企業として、今回の工場新設により更なる発展が見込まれる。
<新工場計画概要>
・所在地:横須賀市内川2-4-19(久里浜工業団地内)
・敷地面積:1,230.00㎡
・延床面積:974.10㎡
・建物構造:2階建て
・操業開始予定:令和8年(2026年)4月
・主要事業:学校給食用精肉加工、精肉総菜製造(ローストビーフ、焼き豚等)
<株式会社コーシン概要>
・本社所在地:横須賀市武1-3-15
・その他事業所:横須賀市本町2-1-12 コースカベイサイドストアーズ内 他
・代表取締役:三留晃
・創業:昭和57年(1982年)
・設立:昭和61年(1986年)11月
・資本金:3,000万円
・従業員数:98名
・主要事業:食肉及び加工品の製造、卸小売販売
・主要商品:自社ブランド「三浦牛」等の和牛商品
・公式サイト:https://www.kooshin.jp/
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