・Cat製GET(接地工具)をすべてのバケットに装着可能に
Caterpillar (キャタピラー):2025年7月11日
米国テキサス州アービング、キャタピラーは、異なるブランドの建機バケットにもCat製の接地工具(Ground Engaging Tools:GET)を装着できる新プログラム「Cat® フリートバケットプログラム」を発表した。これにより、Cat製品に限らず、再製・新造されたサードパーティ製バケットにも、用途に応じた多彩な設計のCat GETを装着できるようになる。顧客や地域のバケットメーカーは、GETのサプライヤーをCat製に統一することが可能となる。
キャタピラーのアティフ・ハッサン氏(フリートバケットプログラムマネージャー)は、「一部の顧客は、地元メーカーからバケットを調達しています。今回のプログラムは、そうした顧客に対しても、Cat純正のGETを通じた価値を提供するものです」と述べた。
このプログラムの対象は、コンパクトローダー、ホイールローダー、バックホーローダー、油圧ショベル、大型鉱山用ショベルなど多岐にわたる。キャタピラーおよびCatディーラーは、世界中の地域バケットメーカー数百社と連携し、各社のカスタム設計に適合するGETソリューションを提供。混在機種の保有者でも、GETをCat製に統一することで、耐摩耗性や生産性の向上、ダウンタイムの削減が期待できる。
GET製品は、アダプター、チップ、カッティングエッジ、サイドプロテクターなど数千点に及び、あらゆるアプリケーションに対応可能。さらに、GETは12カ月の限定保証と破損無制限保証が付与され、世界中のCatディーラー網による部品供給とサービスが受けられる。
また、GETは「Catカスタマーバリューアグリーメント(CVA)」の対象となっており、安定した部品供給や価格保証、GETの完全管理など、ニーズに応じた契約が可能。CVAにより、顧客は所有や運用に伴う負担を軽減できる。
加えて、ディーラーは顧客フリートに「Bucket Proアプリ」を導入可能。このアプリは、GETの摩耗状況をモニタリングし、保守の計画や在庫管理、最適な製品選定を支援する。アプリでは、現場での即時点検レポートの取得や、交換時期の予測、コスト分析(月間バケットサイクル、トン当たり・時間当たりコスト)など、詳細な運用データも確認できる。
詳細はCatディーラーまたは公式サイト(cat.com)で案内されている。
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