日本トムソン(東京都港区)は7月9日、神奈川県鎌倉市にある鎌倉工場の生産機能を岐阜県美濃市の岐阜製作所に集約・再配置すると発表した。2026年1月をめどに実施される見通しで、主にニードルベアリング(針状ころ軸受)の生産体制を再編する。
同社は現在、「IKO中期経営計画2026」(2024〜2026年度)を推進しており、「強い領域の集中強化」と「グローバル体制の再構築」を基本方針に掲げている。今回の拠点集約はこの戦略の一環であり、生産機能の効率化と供給体制の強化を通じて、即応力の高いグローバル供給体制の構築を図る。
鎌倉工場で製造されている製品を岐阜製作所に集約することで、より迅速かつ安定的な製品提供が可能になるという。同社は今後も顧客の多様なニーズに的確に応える生産体制の整備を進め、事業の持続的な成長を目指すとしている。
<概要>
対象拠点:鎌倉工場(神奈川県鎌倉市常盤392番地) 生産品目:針状ころ軸受(ニードルベアリング)等 集約先:岐阜製作所(岐阜県美濃市) 集約時期:2026年1月(予定)