三一集団、欧州パートナー500人を迎えた大規模サミット開催

・「Seeing is Believing」─欧州31カ国から業界リーダー集結、現地視察で中国製造への認識一新

 三一(SANY):2025年7月10日

 三一集団は7月3日、欧州地域の代理店および主要顧客を対象とした初の大規模サミット「Empowering Partnerships, Redefining Excellence(協業の力で卓越性を再定義)」を長沙で開催し、イギリス、ドイツ、フランス、イタリアを含む欧州31カ国から500人超の業界関係者が参加した。サミット期間中には、全製品ラインで累計5億元(約110億円)を超える受注・商談意向が集まった。

 三一集団董事長(会長)・総裁の唐修国氏をはじめ、海外事業責任者の徐明氏、海外直販部門や製品事業部の幹部らが出席し、来賓を歓迎。欧州向けにカスタマイズされた「2025年代理店支援政策」も発表され、出席者の関心を集めた。会場では熱気あふれるやり取りが交わされ、イタリアの顧客Alessandro氏は「弊社全体が“三一熱”に包まれている」と語った。

■過去最高の業績、欧州市場で存在感を拡大
 三一集団によれば、2025年上半期(1〜6月)の欧州市場での売上高は前年同期比で50%増と好調で、単月ベースで過去最高を連続して更新。こうした実績が、欧州代理店とのパートナーシップ強化と相まって、今回のサミットにつながった。

 徐明氏は基調講演「Why SANY」で「三一との協業が持つ歴史的な意義を理解し、共に卓越を再定義しよう」と訴え、今後の成長に向けた協調姿勢を強調した。

■見ることで変わる認識──中国製造に対する“認識の革命”
 サミット参加者は、三一の各地製造拠点──昆山、湖州、長沙、寧郷、珠海など7カ所の産業拠点を視察。AIと5Gを活用した無人掘削機や、世界最長航続距離を誇る電動大型トラック、「灯台工場」として国際認証を受けたスマート工場など、最先端技術が披露された。

 「これまで西側メディアが描いてきた中国とはまるで別物だ」と語るのは、フランスの代理店DYNAの代表者。また、SWH(欧州代理店)の代表は「帰国後、販売員を2名増員し、三一製品の販路拡大に専念する」と表明した。

 「まるで未来都市。工場というより“CITY”だ」と驚いたのは、フランスの別の顧客。「建設機械にアートを感じた」と語るほど、視察体験は印象的だったという。

 オランダの顧客Ivan氏は「これほど多種多様な高機能製品を、こんなに高いレベルの工場で製造しているとは想像していなかった」とコメント。英国の顧客Tom氏は撮影の手を止めることなく、「中国製造のイメージが一変した」と語った。

■誠実な“おもてなし”と文化交流、関係深化へ
 欧州からの来賓に対しては、杭州でのG20サミットと同仕様の水上ショー「印象西湖」の特別公演や、上海・黄浦江でのナイトクルーズなど、文化・交流イベントも用意された。スペインの顧客Santos氏は「これほどの演出は初めて。三一のブランド力と中国文化の融合に圧倒された」と絶賛した。

 また、各種商談もスムーズに進み、ポーランドの顧客Marek氏は「高鉄(高速鉄道)の移動中に即決できるほど、手続きがスムーズで信頼できる」と話した。

■世界は見ている──中国から世界を変える製造力
 今回の訪問を通じ、三一に対する評価は大きく変化した。アイルランドの顧客Jonathan氏はSNSで「三一のブランド力は比類ない」と投稿。三一側には、訪問後すぐに数十通の感謝と提携強化を訴える書簡が届いたという。

 バルト三国の代理店は「業界のあらゆるイベントを経験してきたが、今回の三一サミットはそのすべてを超えた」と評価。オランダの代理店からは「卓越した製品、忘れ得ぬ体験。三一のプロフェッショナリズムに心から敬服した」との声も寄せられた。

 フランスの代理店B2M TP代表は「Seeing is Believing(百聞は一見に如かず)という徐明氏の言葉通り、三一の実力とビジョンを肌で感じた。今や三一の代理店であることに誇りを持っている」とコメントし、長期的パートナーシップへの強い意志を示した。

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