・省スペースで自動化・無人運転を強化
松浦機械製作所(福井県福井市)は7月10日、5軸制御立形マシニングセンタ「MX-520 PC7」と、旋削機能を備えた5軸複合マシニングセンタ「MX-520T PC7」の販売を開始すると発表した。「はじめてでも安心・簡単5軸」をコンセプトに2010年から展開するMX-520シリーズは、累計2,227台(2025年6月末現在)を出荷。今回の新モデルでは、生産現場の自動化・効率化ニーズの高まりに対応し、さらなる進化を遂げた。
新たにオプションとして追加された「タワーパレットシステムPC7」は、従来の「フロアパレットシステムPC4」と同等の設置スペースながら、パレット枚数を3枚増やし最大7枚まで搭載可能。これにより、長時間の無人運転や生産効率の向上が期待される。PC7では切屑処理やメンテナンス性、視認性も改善され、現場の負担軽減にもつながる。
MX-520シリーズは、2013年の「MX-850」、2016年の「MX-330」、2021年の「MX-420」とラインアップを拡充し、あらゆる産業分野で工程集約や生産性向上に寄与してきた。2024年には旋削機能を加えた「MX-520T」も登場し、複合加工への対応力も強化している。
新モデル「MX-520T PC7」は、9月22日からドイツ・ハノーバーで開催される国際金属加工見本市「EMO2025」、10月22日から名古屋で開催される「メカトロテックジャパン2025(MECT2025)」で出展予定。国内外のユーザーに向け、松浦機械製作所の最新技術をアピールする機会となる。
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