メッツォ、グリーブス・パキスタンと販売代理店契約、南アジアでのプレゼンス強化へ

    Metso(メッツォ):2025年7月9日

 メッツォ(本社:フィンランド・エスポー)は2025年7月9日、パキスタンのエンジニアリングソリューション企業であるGreaves Pakistan(グリーブス・パキスタン)と販売代理店契約を締結したと発表した。これにより、南アジア地域でのプレゼンス拡大と、パキスタンにおける骨材(アグリゲート)業界向けの顧客サポートの強化を図る。

 今回の提携により、グリーブス・パキスタンは、同国においてメッツォの破砕・選別機器、補修部品、サービスの販売・提供を担うことになる。

 メッツォのキャピタル・ディストリビューター・マネージャーであるヨアン・メルシエ氏は、「今回の協業により、これまで存在感の薄かったパキスタン市場でメッツォの製品・サービスをより身近に届けることができるようになります。グリーブス社の市場浸透力とサービス体制を活かし、建設、採石、リサイクルといった幅広い分野で顧客への対応力を高められる」と述べている。

 一方、グリーブス・パキスタンのゼネラルマネージャーであるヒラル・ファリディ氏は、「この提携により、当社は破砕・選別分野で世界トップクラスの製品を提供できるようになります。全国的なサービスネットワークとインフラ・鉱業分野での実績を活かし、現地での技術支援、純正部品の供給、機器の稼働率向上を実現します」とコメント。メッツォ製品の提供を通じて、自社の技術統合力をさらに高める構えだ。

 メッツォは、骨材、鉱物処理、金属精錬分野における持続可能な技術とサービスを提供する世界的企業で、エネルギーや水の効率改善、生産性向上、環境リスクの低減に貢献している。2024年末時点で約1万7,000人の従業員を擁し、世界50カ国で事業を展開。2024年の売上高は約49億ユーロだった。ナスダック・ヘルシンキに上場している。

 ニュースリリース