AGCO:2025年7月4日
農業機械メーカーのマッセイファーガソン(Massey Ferguson)は、同社の主力トラクターシリーズの最新モデル「MF 8S Xtra」を発表した。数々の受賞歴を誇るMF 8Sシリーズをベースに、新デザインの採用、効率性の向上、そしてさらなる操作快適性の実現を図った新世代モデルとなっている。
■200-300馬力帯の6モデルをラインナップ
MF 8S Xtraシリーズは、205馬力から305馬力までの6モデルを展開。エンジンパワーマネジメント(EPM)システムの搭載により、最大20馬力のパワーブーストが可能となっている。高い生産性と信頼性を両立し、稼働時間の最大化を実現。さらに低い総所有コストにより、優れた投資収益率を提供する。
マッセイファーガソン ヨーロッパ・中東地域のマーケティング・ディレクターであるジェローム・オーブリオン氏は、「200-300馬力セグメントのトラクターに対する需要は強く、ユーザーの期待も高い」と述べ、「今回のシリーズ更新にあたり、マッセイファーガソンは新規・既存顧客、そしてディーラーとの協議を重ね、世界の農業者や農業請負業者の要求を満たすだけでなく、それを上回る性能を実現した。MF 8S Xtraは単なるトラクターではなく、現代農業のニーズに対応する最新技術と仕様を備えた、信頼できるパートナーとなる」と語った。
■4年間の継続的改良で性能向上を実現
MF 8Sが2020年に発表されて以来、継続的な改良が行われ、操作快適性、作業効率、生産性を向上させる新オプションが追加されてきた。キャビン内では、デュアルモーションシートオプション、電動調整式外部リアビューミラー、リアウィンドウデミスター、マイクロフォン位置の見直しなどが実装されている。
MFテクノロジーの分野では、MFオートターン、最大96セクションの自動制御が可能なMFセクションコントロール、AEF Isobus認証などのアップグレードが施されている。
■最新技術で生産性と環境性能を両立
「MF By You」を通じて提供される中央タイヤ空気圧システム(CTIS)により、牽引力を最大化して生産性を向上させながら、土壌保護と燃料消費削減を実現している。
今回の発表では、投資を保護し所有コストを削減する強化されたサービス・保証パッケージも併せて発表された。これは、今日の厳しい経済環境において、これまで以上に重要な要素となっている。
■AGCOについて
マッセイファーガソンを展開するAGCO(NYSE: AGCO)は、農業機械と精密農業技術の設計、製造、販売における世界的リーダー。Fendt®、Massey Ferguson®、PTx、Valtra®などの差別化されたブランドポートフォリオを通じて、農業者とOEM顧客に価値を提供している。
1990年に設立され、米国ジョージア州ダルースに本社を置く同社の2024年の純売上高は約117億ドルに達している。
詳細は、ニュースリリース
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