・中部パーツセンターを統合、部品供給体制を強化・効率化
極東開発工業は7月8日、兵庫県三木市で建設を進めていた新西部パーツセンターが完成したと発表した。特装車向け部品の保管・供給拠点として既存の西部パーツセンターを移転・拡張したもので、愛知県小牧市の中部パーツセンターを統合し、供給体制の強化と業務効率化を図る。
同社はこれまで、兵庫(三木市)、愛知(小牧市)、神奈川(大和市)の3拠点で部品供給網を運営してきたが、今回の統合により保管品目数は約1万5,000品目に拡充される見込み。これにより、より迅速で安定した部品供給が可能となる。
新センターは、自動倉庫棟・倉庫棟・事務所棟の3棟構成。自動倉庫には21m級パレット自動倉庫(最大収容:1,502パレット)と15m級バケット自動倉庫(最大収容:8,184バケット)を備え、搬送クレーン計6台で自動化と保管効率向上を実現する。倉庫棟には、大型・長尺・重量部品向けの重量ラックや専用ラックフォークを導入し、各自動倉庫への入庫ステーションも整備されている。
また、同社グループとして初めて太陽光パネル(227kW)を屋根上に設置し、CO2排出量の削減など環境対応にも取り組む。自動倉庫棟・倉庫棟の設備導入は2025年12月に完了予定で、完全移転は2026年1月を見込んでいる。
同社は「部品供給体制の刷新により、アフターサービスの品質向上とストックビジネスの強化を一層推進する」としている。
<概要>
名称:極東開発工業株式会社 西部パーツセンター / パーツセンター購買課
所在地:兵庫県三木市別所町巴16(三木工場公園内)
事業内容:特装車用部品の保管・販売、調達
面積:敷地面積 約4,950㎡ / 延床面積 約5,965㎡
建物概要:3棟構造(自動倉庫棟、倉庫棟、事務所棟〈2階建〉)
連絡先:TEL 0794-82-2974 / FAX 0794-82-4210
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