三一(SANY)、電動トラックで中東の物流グリーン化を牽引

・Mobility Live Middle East 2025に最新EV商用車を出展、現地納車も実施

 三一(SANY):2025年7月7日

 中国の建設機械大手、三一(SANY)は、2025年6月24~25日にドバイ・ワールドトレードセンターで開催された「Mobility Live Middle East 2025」に出展し、同社の最新電動商用車を披露した。中東地域最大級の次世代モビリティ展示会で、SANYの車両は高い注目を集めた。

 会場では、588kWhの大容量バッテリーを搭載した6×4型電動トラック、総重量18トンの4×2型電動シャーシ車両、25立方メートル積載の8×4型電動ダンプトラックの3車種を展示。いずれも低エネルギー消費と高い運用インテリジェンスを兼ね備え、脱炭素化を目指す物流業界関係者や来場者から高い関心を集めた。

 また、会期中には同社製電動大型トラックの引き渡し式も行われ、現地市場への本格展開を象徴する節目となった。

 中東市場では、急速に進む電動化と脱炭素化ニーズを背景に、ゼロエミッション車両への需要が高まっている。SANYは今後も地域ニーズに応じた電動商用車の導入を加速させるとともに、現地生産・販売体制の強化を通じて、物流分野のグリーントランスフォーメーション(GX)を支援していく方針。

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