JFEエンジニアリング(東京都千代田区)は7月7日、新潟市より「新潟市新亀田清掃センター整備・運営事業」を受注したと発表した。老朽化した既存施設の更新および統合を目的とし、ストーカ方式の焼却炉(140トン/日×3炉)を備えたエネルギー回収型廃棄物処理施設を新たに建設する。
同社は本施設の設計・施工および20年間の運営業務を一括受託。事業方式はDBO(設計・建設・運営一括発注)方式で、受注金額は税込527億100万円。設計・建設期間は2025年7月から2030年3月、運営期間は2030年4月から2050年3月までを予定している。
新施設(画像は完成予想図)には、超高温高圧ボイラを採用し、国内最高水準の高効率発電を実現。焼却炉には、同社独自の「高温空気燃焼技術」を発展させた「対向流燃焼方式」を導入し、燃焼の安定化と発電出力の向上を図る。また、自動運転システム「BRA-ING®」により、広範なごみの性状に対応する柔軟な運転が可能になる。
さらに、リチウムイオン電池由来の火災リスクに対応するため、AI煙検知システム「Smoke AI」などの火災対策技術も導入。安全性と信頼性の向上を図る。
構成企業としては、JFE環境サービスのほか、福田組、丸運建設、五十嵐建設工業、栗田工務店が参画する。
JFEエンジニアリングは、「廃棄物発電プラントのリーディングカンパニーとして、持続可能な社会の実現と社会課題の解決に貢献していく」としている。
<事業の概要>
発注者:新潟市
受注者:(代表企業) JFEエンジニアリング株式会社
(構成員) JFE環境サービス株式会社
(協力企業)株式会社福田組、丸運建設株式会社、五十嵐建設工業株式会社、株式会社栗田工務店
事業名:新潟市新亀田清掃センター整備・運営事業
工事場所:新潟県新潟市江南区亀田1835番地1
事業内容:エネルギー回収型廃棄物処理施設(ストーカ方式、140t/日×3炉)
20年間の施設運営業務
受注金額:527億100万円 (税込み)
設計・建設期間:2025年7月~2030年3月
運営期間:2030年4月~2050年3月
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