ヤンマー建機、操作性と快適性を高めたクローラキャリア「C50R-5B」を発売

・走行レバー1本化、後方視認性や燃費性能も向上

 ヤンマー建機(福岡県筑後市)は、操作性や作業快適性を高めたクローラキャリアの新製品「C50R-5B」を7月1日に発売した。希望小売価格は税込1,962万7,000円。

 新型車両では、従来2本だった走行レバーをリストコントロール式の1本に集約。片手での前後進・旋回操作を可能とし、操作性を大きく向上させた。足元スペースも広がり、居住性の改善にもつなげている。

 また、バックカメラと5.7インチディスプレイを標準装備し、荷物を積載した状態でも後方の視認性を確保。安全性を高めた。走行レバーには「デセルスイッチ」も搭載し、車両停止時などに不要なエンジン回転数上昇を抑制し、燃費向上に寄与する。

 エンジンには、オフロード法2014年基準に適合したヤンマー製「4TNV94FHT-NTBCV」を搭載。高効率・低燃費に加え、優れた操作性を備える。全幅は2,200mmで狭小現場にも対応可能。積載量は3,800kgで、ロングクローラによる低接地圧設計により軟弱地でも安定した走行が可能としている。

 このほか、自動シュー張り機能やROPS/FOPS対応の保護構造キャノピー・キャビン、外部エンジン停止スイッチなどを備え、安全性と保守性にも配慮した。

 ヤンマーグループは脱炭素社会の実現を掲げた「YANMAR GREEN CHALLENGE 2050」を推進中で、今回の新製品も環境負荷の低減に貢献するものとしている。

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