・ローマ、ヴィテルボ、リエーティでの販売網を強化
Yanmar Compact Equipment EMEA (ヤンマーCE) :2025年7月2日
ヤンマーコンパクト・イクイップメントEMEA(ヤンマー)はこのほど、イタリア中部での販売・サービス体制を強化するため、新たにGB Trucks(ジービー・トラックス)を正規販売代理店として認定したと発表した。GB Trucksはフロジノーネ県パリアーノに本拠を置くBondattiグループの一員で、今回の提携により、ヤンマーはローマ、ヴィテルボ、リエーティ各県での存在感を一層高める狙いだ。
GB Trucksは2010年設立の若い企業ながら、産業車両や建設機械分野で着実に事業を拡大。DAFやいすゞの正規サービスセンターとしてスタートした後、現在では複数の著名ブランドの正規ディーラーとして、販売、技術サポート、レンタル、部品供給まで幅広いサービスを提供している。最先端設備を備えた自社整備工場では、多種多様な車両や機械への迅速な対応が可能であり、ヤンマーとの提携により、小型建機ラインアップのさらなる充実が期待されている。
GB Trucksの営業責任者クラウディオ・チコッティ氏は次のように語っている。
「ヤンマーCE EMEAの正規ディーラーに選ばれたことを大変光栄に思います。ヤンマー製品は効率性と信頼性において常に高い評価を得ており、当社の顧客にもその優れた品質を実感していただけると確信しています。第一弾の機械が納入され次第、本社でオープンデー(展示試乗会)を開催し、ミニショベルやスキッドステアローダー、クローラ式ダンパーなどの製品を実際に体験していただける場を設ける予定です。」
GB Trucksでは、ヤンマーの最大10トン級までの製品群を、建設業者や道路維持管理事業者、ボーリング関連企業など、幅広い顧客層に提供する計画。チコッティ氏は、「当社がヤンマーのディーラーに選ばれた背景には、長年当社を信頼してくださっている地域の顧客企業の後押しがありました。ローマにヤンマーの正規代理店が不在であることを知ったお客様が、ヤンマー本社に直接当社を推薦してくださったのです」と述べ、地域との強固なつながりが今回の提携を後押ししたことを明かした。
またチコッティ氏は、ヤンマー製品の構造的な優位性についても言及。「ヤンマーのミニショベルは、細部に至るまで品質へのこだわりが感じられます。例えば、同社は後端旋回半径ゼロのミニショベル(ゼロテール)をいち早く市場投入したメーカーであり、現行モデルの『ViO23-6』は狭小地向けで輸送性にも優れた機種(2.4トン)です。ヤンマーは常に技術革新を続けており、各製品のあらゆる側面の改善に取り組み続けています」とその競争力を強調した。
今回の提携により、ヤンマーはイタリア中部での販売・サポート体制をさらに拡充。GB Trucksとの連携を通じて、同地域における市場開拓と顧客満足度の向上を図る。
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