トプコン、小型・軽量で高耐久の新データコレクター「FC-700」を発売

・スマホ感覚の操作性と堅牢性を両立し、建設現場のDXに貢献

 トプコン(東京都板橋区)は6月30日、建設・測量現場での操作性と携帯性、そして過酷な環境下での高い堅牢性を兼ね備えた新型データコレクター「FC-700」を発売したと発表した。

 建設・測量業界では近年、作業の省力化や生産性向上のニーズが高まるなか、現場で用いられる端末にも直感的な操作性や高い携帯性が求められている。また、スマートフォンやタブレットに慣れた技術者・作業者の増加に伴い、データコレクターにもこれまで以上のユーザー体験(UX)が期待されている。

 こうした現場の声を踏まえ、トプコンが新たに投入する「FC-700」は、Android™ OSを採用し、スマートフォンのような直感的操作を実現。初めての利用者でもスムーズに扱えるユーザーインターフェースを搭載している。さらに、従来機に比べて約45%軽量化した本体(質量325g)により、長時間の作業でも負担を軽減。屋外や広範囲での測量作業に最適な仕様となっている。

 ディスプレーには6.3インチの大型画面を採用し、従来機比で約1.5倍の表示領域を確保。文字や画像の視認性が向上し、操作ミスの軽減や作業効率の向上に寄与する。また、IP68等級の防塵・防水性能に加え、米国国防省の調達基準「MIL-STD-810H」にも準拠。粉塵・水・衝撃・高温多湿などの過酷な現場環境でも安心して使用できる。

 トプコンは今後も、ICTの活用を通じて建設現場の課題解決に取り組み、働き方改革と生産性の向上を支援することで、建設業界におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に貢献していくとしている。

■「FC-700」の主な特長
• スマートフォンのような操作感:Android™ OS搭載により、直感的なUIと快適なUXを実現
• 軽量設計(325g):従来機比約45%の軽量化で携帯性が大幅に向上
• 大型ディスプレー(6.3インチ):表示領域を約1.5倍に拡大し、視認性・操作性が向上
• 高耐環境性能:IP68準拠の防塵・防水性能に加え、MIL-STD-810Hにも対応した堅牢設計

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