タクマは7月3日、クリーンウッドエナジー(青森県むつ市)より、2MW級バイオマス発電プラントの設計・調達・試運転業務を受注したと発表した。発電所は青森県むつ市川内町に建設され、2027年12月の運転開始を予定している。
クリーンウッドエナジーは、工藤林業、中部電力、エネグリの3社が出資し設立された企業で、青森県産の未利用材を燃料とする再生可能エネルギー発電事業を計画。発電した電力は、固定価格買取制度(FIT制度)を活用して販売する。
タクマは、バイオマス燃料に対応した高効率・省エネルギー型の発電設備を多数手がけてきた実績があり、FIT制度導入以降の納入件数は業界トップを誇る。今回の案件も、こうした技術力と実績が評価された結果として受注に至った。
同社は今後も、国内燃料を活用した中小型バイオマス発電所の新設や、既存設備の燃料転換を推進し、再生可能エネルギーの導入拡大と温室効果ガスの削減、持続可能な社会の実現に貢献していく方針。
<プラントの概要>
納入先:クリーンウッドエナジー株式会社
建設場所:青森県むつ市川内町館山下117
設備概要:バイオマス発電プラント(発電出力:1,990kW)
用途:FIT制度(再生可能エネルギーの固定価格買取制度)を利用した発電事業
使用燃料:木質チップ(主に青森県の未利用材)
運転開始予定:2027年12月
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