メッツォ、ナミビアの金鉱開発プロジェクト向けに主要機器を受注

 Metso(メッツォ):2025年7月1日

 フィンランドの産業機械大手メッツォ(Metso)は、ナミビアの探鉱・開発会社オシノ・リソーシズ(Osino Resources Corp.)が推進するツインヒルズ金鉱プロジェクト向けに、主要プロセス機器の供給を受注したと発表した。受注総額は2,000万ユーロ(約34億円、170円換算)超で、2025年第2四半期の鉱物処理部門の受注に計上される。

 ツインヒルズ金鉱は首都ウィントフックの北西約150キロメートルに位置する新規開発案件で、メッツォが納入する機器には、鉱石の破砕・濃縮に関する最先端技術が含まれる。高スループット処理を実現する破砕回路には、Superior™ MKIIIプライマリジャイレトリークラッシャー、アプロンフィーダー、Nordberg® HP900™コーンクラッシャーが採用される。

 また、濃縮物の濃縮および廃滓(たいさい)の脱水処理向けには、Reactorwell™給鉱技術を搭載した高効率濃縮装置「HRTハイレートシックナー」2基と、Larox® FFP3512フィルタープレス5基が納入される。これらの機器は、脱水性能の高さと環境負荷の低さを特長とする「Metso Plus」製品群に属する。

 メッツォのアフリカ鉱物販売担当バイスプレジデント、チャールズ・ンツェレ氏は次のように述べている。

 「世界のプロセス技術をリードするサプライヤーとして、オシノ・リソーシズの中核プロジェクトであるツインヒルズ金鉱のパートナーに選ばれたことを誇りに思います。メッツォの省エネ・節水技術が、同社の目標達成を力強く支援します。この案件は、ナミビア鉱業の持続的発展を支える当社の姿勢を体現するものです」

■メッツォについて

  メッツォ(Metso)は、世界の砕石・鉱物処理・金属精製業界向けに、持続可能な技術やソリューション、サービスを提供するグローバル企業。顧客のエネルギー・水効率の向上、生産性の強化、環境リスクの低減を支援している。2024年末時点で約50カ国に約1万7,000人の従業員を擁し、2024年の売上高は約49億ユーロ。本社はフィンランド・エスポー市にあり、ナスダック・ヘルシンキに上場している。

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