リープヘル・オーストラリア、パース拠点で100個目のバケット製造を達成、超大型ショベル用

 Liebherr( リープヘル):2025年6月27日

 リープヘル・オーストラリアは2025年4月、西オーストラリア州パース拠点において、100 個目となる大型ショベル用バケットの製造を完了した。節目となるこのバケットは、ピルバラ地域の鉄鉱石鉱山に納入され、同社の超大型油圧ショベル「R 9600」に装着された。

 リープヘル・オーストラリアのパース拠点では、10年前にわずか12名のチームと再利用ベアリングブロック1個からスタート。以後、着実な成長を遂げ、現在は25名(うち5名は見習工)の体制で、鉱山機械のバケット製造・補修をはじめとしたアフターサービス全般を担っている。製造責任者のデビッド・シャディック氏は、「“一度で正確に、長持ちするものを”という理念を貫き、予算、納期、性能のすべてで高水準を維持してきた」と語る。

 パース工場の特徴は、単なるバケット製造にとどまらず、油圧ショベルの全モデル、鉱山用ダンプトラック、ブルドーザーなどの修理・点検、さらにはブーム内部の検査、現場での修繕・整備の技術支援にも対応できる総合的なサポート力にある。過去10年間で一度も重大な手戻りや品質不良がなく、その高品質と工程管理の徹底ぶりが際立っている。

 サービスマネージャーのジョナサン・クレイグ氏は、「この100 個目の達成は、パースチームの技術革新と顧客への貢献意識の結晶であり、鉱山機械のライフサイクル全体を支えるリープヘルの取り組みを象徴する」と述べた。今後も同拠点では、バケット製造・オーバーホールをはじめとしたメンテナンスソリューションを強化し、次の100 個に向けてさらなる品質と実績の向上を目指す。

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