・FendtとMassey Fergusonの実機を活用、STEM教育と農業技術を融合
米農業機械大手のAGCO(本社:米国ジョージア州ダルース、NYSE: AGCO)は6月13日、ジョージア州の高校農業教員を対象とした研修プログラム「Power Up Your Learning(学びに電力を)」を、同社のグローバル・ラーニング・センター(ダルース市)で開催した。イベントは、全米農業青年団体(FFA)およびジョージア州農業職業教員協会(GAVTA)との連携により実施され、基礎科学と先端農業技術のつながりを実体験できる内容となった。
本ワークショップは、AGCOが推進する農業技術者の育成プログラムの一環であり、教室での講義、有給実習、業界認証を組み合わせた包括的な教育によって、次世代の技術者育成を目指している。今回の取り組みでは、参加教員がFendt®(フェント)およびMassey Ferguson®(マッセイ・ファーガソン)のトラクターに直接触れながら、STEM(科学・技術・工学・数学)の重要性を体感。得られた知識と経験を、今後の授業に反映することが期待されている。
■研修では以下のようなSTEMに基づいた実習が行われた:
• Wired for Power:電気回路の構築と診断技術の学習
• Gearing Up:機械的エネルギー伝達と遊星歯車システムの解析
• 教室ですぐ活用可能な教材の提供:農業教育基準および次世代科学基準(NGSS)に対応
AGCO北米地域テクニカルトレーニングマネージャーのアッシュ・オルト氏は「今回のワークショップは、実機と実践教材を通じて科学と農業を結びつけるものであり、教員の皆さんが次世代の人材を育てるための力強い支援となった」とコメントした。
AGCOは今後も、教育関係者との連携を通じて持続可能で革新的な農業技術者の育成に取り組んでいく方針である。
■AGCOについて
AGCO(NYSE: AGCO)は、農業機械および精密農業技術の分野で世界をリードする企業。Fendt®、Massey Ferguson®、PTx、Valtra®などのブランドを展開し、農業従事者およびOEM顧客に対して持続可能な農業ソリューションを提供している。2024年の売上高は約117億ドル。本社は米国ジョージア州ダルースにある。詳細は www.agcocorp.com。
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