カルマー、カリアリRoRo ターミナルとの協力関係を継続、ターミナルトラクター8台を新規受注

 Kalmar(カルマー):2025年6月25日

 フィンランドの重機メーカーであるカルマー(Nasdaq Helsinki: KALMAR)は、イタリアのカリアリRoRo ターミナル(Cagliari RoRo Terminal)から重量級ターミナルトラクター8台の新規受注を獲得したと発表した。この契約は2025年第2四半期の受注に計上され、機器の納入は2025年第4四半期に予定されている。

■地中海の重要拠点での協力関係継続
 カリアリRoRo ターミナルは2008年1月に設立された港湾運営会社で、美しいサルデーニャ島にある歴史ある港湾都市カリアリの中心部で物流事業を展開している。カリアリ港は地中海最大級の海港の一つであり、地域の重要な雇用創出源となっている。
 同ターミナルは既に複数のカルマー製ターミナルトラクターを保有しており、今回の新型重量級ターミナルトラクターの導入により、運営効率と安全性のさらなる向上を図る計画。また、先進的な車両管理システムの採用により、トラクターの運用最適化も実現する。

■顧客満足度の高いサービス体制
 カリアリRoRo ターミナルのフランコ・アンジオーニ常務取締役は、今回の発注について次のようにコメントしている。
 「カルマーのターミナルトラクターは、お客様に最高のサービスを提供するために必要な信頼性、耐久性、性能を一貫して提供してくれます。さらに、カルマー・イタリア支社の優れた現地サービス体制により、純正部品の迅速な配送やオンデマンドメンテナンスサービスを通じて、私たちの事業運営を円滑に維持できています」

 一方、カルマー・イタリアのファビオ・マリアーニ ソリューション営業担当者は、「カリアリRoRo ターミナルは長年にわたるカルマーの忠実な顧客であり、協力関係を継続できることを大変嬉しく思っています。最も過酷な用途でも優れた信頼性を発揮する当社の重量級ターミナルトラクターは、世界中のRoRoターミナル運営事業者から高い評価を得ています」と述べている。

■カルマーについて
 カルマーは世界の重要なサプライチェーンにおける物流を支える企業として、持続可能なマテリアルハンドリング機器とサービスの先駆者となることを目指している。同社は港湾・ターミナル、物流センター、製造業、重量物流業向けに、業界をリードする重機器とサービスを幅広く提供している。
 フィンランドのヘルシンキに本社を置く同社は、世界120カ国以上で事業を展開し、約5,200人を雇用している。2024年の売上高は約17億ユーロに達した。

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