米キャタピラー、DIYメンテナンス支援動画を拡充、23言語対応で世界の顧客をサポート

 Caterpillar(キャタピラー):2025年6月23日、米国テキサス州アービング

 建設機械大手のキャタピラーは、同社製品の保守作業を自ら行いたい顧客向けに、DIY(自分でやる)メンテナンス支援用の動画および解説記事を集約した「ハウツー・リソースライブラリー」を公開した。これには、新たに制作された一連の動画シリーズが含まれており、誰でも自信を持ってCat®(キャット)機械の整備や点検を行えるよう設計されている。

 この動画シリーズは、運転・整備マニュアル(OMM)を補完するもので、視覚的に学ぶユーザーが正しく作業を遂行できるよう支援する。現在、英語版を中心に約60本が公開されており、いずれも23言語の字幕付き。内容は、バッテリーの取り付けや燃料フィルターの交換、サービスブレーキのテストなどの基本作業から、ドーザの精密カッティングエッジのメンテナンスといった専門的な内容まで幅広い。

 キャタピラーの建設機械サービス部門(CISD)で販売・マーケティング担当副社長を務めるジェイ・ラマサミ氏は「こうした動画は、顧客が作業のタイミングを自ら選べるようにし、時間とコストの節約につながる。実際の機種を例にしながらも、一般的な機械全体に適用できる内容となっており、安心して作業できるよう工夫している」とコメントしている。

 また、動画と連動したブログ記事も併せて展開。人気の高い整備項目を取り上げ、点検・修理・交換方法を分かりやすく段階的に解説しており、部品の購入や最寄りのキャタピラー販売店への連絡も記事内から直接行えるようになっている。

 さらに、各種アップグレードキット(ライトガード、キャブガード、消火器マウントなど)の取り付け手順や、鋼製クローラー・ゴムクローラーの選定ポイント、ミニ油圧ショベルやコンパクトトラックローダー向けのゴムクローラーの構造と特長など、保守領域を超えた実用的なノウハウも提供している。

 キャタピラーのDIY支援コンテンツは、YouTubeの専用プレイリスト(リンク)および公式ブログ(リンク)から誰でもアクセス可能。今後もコンテンツの拡充が予定されている。

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