徐工(XCMG):2025年6月19日
中国建機大手・徐工(XCMG)のブランド価値が1,398.59億元(約2兆8,000億円、20円換算)に達し、同社は12年連続で中国建設機械業界における「最も価値あるブランド」の座を維持した。ブランド価値は前年比で127.23億元増加し、全体ランキングでは前年より順位を上げて総合62位に入った。
これは、6月18日に北京で開催された第22回「世界ブランド大会」(World Brand Congress)で発表されたもの。大会では、世界ブランド実験室(World Brand Lab)が毎年発表する『中国500最具価値ブランド』の2025年版が公表された。ランキングは、企業の財務データ、ブランドの強度、そして消費者行動分析に基づき評価されている。
世界ブランド実験室は、ノーベル経済学賞受賞者のロバート・マンデル教授の提唱により1999年に設立された、国際的にも権威あるブランド評価機関である。同機関が採用する「経済適用法(Economic Use Method)」は、実用性と先進性を兼ね備えた評価手法とされ、AI技術などを取り入れながら、ブランド価値測定の国際基準をリードしてきた。
今回の大会テーマは「AI革命時代のグローバルブランド戦略とデジタルサプライチェーン管理」。ハーバード大学や北京大学などの研究者、企業関係者らが一堂に会し、AIがブランド構築に与える影響について議論を交わした。徐工も招待企業として同大会に参加し、その成長戦略とブランド構築の成果を披露した。
徐工は今後も、製品・サービスの高度化に加え、AIやデジタル技術の活用を通じて、グローバルブランドとしての地位確立を加速するとみられる。
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