・270年の歴史支える製造拠点、2026年稼働へ
和菓子製造販売の槌谷（つちや、岐阜県大垣市）は6月17日、同市郭町に建設する新工場の地鎮祭を執り行った。創業から270年を迎える老舗の新たな製造拠点として、2026年1月ごろの稼働を目指す。
新工場では、代表銘菓の「柿羊羹（ようかん）」をはじめとする柿菓子や、季節の和菓子、上生菓子の製造体制を強化。生産設備の更新により品質・衛生面のさらなる向上を図るとともに、安全・安心な商品を全国の顧客に安定供給する体制を整える。完成後は、岐阜県内の直営8店舗や取扱店だけでなく、広く国内市場に向けた出荷が可能になる見通し。
「御菓子つちや」は、宝暦五年（1755年）に大垣城下町で創業。長年にわたり地元の自然の恵みを生かした和菓子作りを続けており、「柿羊羹」をはじめ、伝統と創意が調和した商品展開で知られる。新工場の建設を通じ、さらなるブランド力の強化と持続可能な成長を目指す。
同社は「お客様に愛されるお菓子を、より高品質で届ける体制を築きたい」としている。
＜新工場の計画概要＞
所在地：岐阜県大垣市郭町
稼働予定時期：2026年1月頃
主な製造品目：柿羊羹、柿菓子、季節の和菓子、上生菓子
目的：製造体制の強化、品質・衛生管理の高度化、全国供給体制の整備
画像は、完成イメージ
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