コベルコ建機、130トン級の超大型解体機を発売、6月から順次納車

 コベルコ建機は6月19日、130トン級の超大型建物解体専用機「SK1300DLC」の販売を開始した。6月から順次納車を始める。

 SK1300DLCは、世界最大級クラスの超大型解体機で、超高層建築や重量構造物の解体をターゲットに開発されたモデル。既存機「SK1000DLC」に比べ、解体作業範囲や作業効率、耐久性を大幅に向上させている。

 本体には専用設計の超高剛性フレームと強化型アタッチメントを採用。最大作業高さは約40メートルに達し、重量物の取り扱いにも対応するなど、都市部における大規模解体工事や、老朽インフラの撤去といった需要に対応可能な仕様となっている。

 また、運搬性にも配慮し、輸送時には分解して大型トレーラーでの搬送が可能。現場での組立性や整備性も改善し、解体業者の施工効率向上に寄与するとしている。

 コベルコ建機では、今後も顧客ニーズに応じた解体専用機の開発・強化を進め、解体分野における事業拡大を図る方針。

<販売概要>
機種名:SK1300DLC
本体型式:SK1300DLC-11
本体仕様:4つ折れ超ロングアタッチメント仕様
(40mタイプ)/インサート付きセパレートブーム仕様
運転質量:136.9t/132.1t
価格(税抜):3.8億円 /2.8億円
発売日:2025年6月19日(木)

<主な特長>
・最大作業高さ約40mのハイリーチ仕様
・高剛性フレームおよび専用アタッチメント搭載
・運搬・組立性を考慮したモジュール設計
・安全性と操作性を重視した最新のキャブ・操作系
•主な対象市場:都市部の超高層建物や重量構造物の解体、インフラ老朽化対策

 詳細は、ニュースリリース