ファナックは6月11日、国際的なサステナビリティ評価機関であるEcoVadis社による評価において、最高位の「プラチナ」ランクを初めて獲得したと発表した。これは、世界中の評価対象企業のうち、上位1%にのみ与えられる栄誉であり、同社の持続可能な事業活動への取り組みが国際的に高く評価された形。
ファナックはこれまでもサステナビリティ活動に注力してきたが、今回の「プラチナ」評価は、EcoVadis社が全世界で15万社以上を対象に実施している厳格な調査に基づくもの。この調査は、「環境」、「労働と人権」、「倫理」、「持続可能な資材調達」の4つの主要テーマに焦点を当て、国連グローバル・コンパクト10原則や国際労働機関（ILO）条約といった国際的な基準に照らして企業のパフォーマンスを詳細に分析する。評価には、活動の裏付けとなる証明書類の提出が義務付けられており、客観性と透明性が確保されている。
ファナックは今回の最高評価を受け、今後も工場の自動化分野において、継続的な技術革新を通じて世界に不可欠な価値を提供し続けると表明。すべてのステークホルダーからの信頼を基盤とし、持続可能な社会の実現に貢献していく姿勢を改めて示した。
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