ヤン坊マー坊がTシャツに、ヤンマーとユニクロが異色コラボ

・銀座の2店舗で来年5月まで オリジナル商品制作サービス

 ヤンマーホールディングス(大阪市)は6月5日、衣料品チェーン「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングと共同で、東京・銀座で農業機械デザインのオリジナルアイテム制作サービスを開始すると発表した。6日からUNIQLO TOKYOユニクロ銀座店の2店舗で実施し、来年5月31日まで約1年間続ける。

 農業機械メーカーとファストファッションブランドという異色の組み合わせで、同社の人気キャラクター「ヤン坊マー坊」や農業機械をデザインしたTシャツやトートバッグを顧客が制作できる。
 UNIQLO TOKYOのオリジナルアイテム作成サービス「UTme!」を活用する。同店は2020年の開業以来、銀座エリアの企業とのコラボレーションを展開しており、今回は開業5周年記念の特別企画として実施する。八重洲に「YANMAR TOKYO」を構えるヤンマーとの連携が実現した。

 制作サービスのほか、一部デザインの商品は6日から店頭販売も行う。ヤンマーは「農業を身近に感じてもらえるきっかけにしたい」としている。都市部の消費者に向けて農業分野への関心喚起を図る狙いもある。

 近年、企業間の異業種コラボレーションが活発化する中、伝統的な農業機械メーカーがライフスタイル分野に進出する新たな取り組みとして業界の注目を集めそうだ。

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