タクマは6月9日、大晶(熊本県合志市)から2MW級バイオマス発電プラントの設計・調達・試運転業務を受注したと発表した。
大晶は熊本県内で解体工事や廃棄物の再資源化、バイオマス発電事業を展開している。今回の発電事業は、環境省の脱炭素先行地域(第4回)計画「阿蘇くまもと空港周辺地域RE100産業エリアの創造」に盛り込まれた取り組みの一環で、熊本県地域脱炭素移行・再エネ推進補助金の採択を受けた。
地元で生産された木質チップを燃料とし、Non-FIT方式で発電を行う。本プラントで生産される電力は地域エネルギー会社に販売され、阿蘇くまもと空港周辺地域の企業・施設で利用される予定だ。
タクマはこれまで多様なバイオマス燃料に対応した高効率・省エネルギー型の発電プラントを多数提供してきた。FIT制度導入以降の納入件数は国内トップを誇り、今回の受注も技術力と豊富な実績が評価された結果といえる。
今後、国内燃料を活用した中小型バイオマス発電プラントの新設や、既存施設のバイオマス燃料への転換を推進し、再生可能エネルギーの普及や温室効果ガス排出削減に貢献していく方針。
<プラントの概要>
納入先:株式会社大晶
建設予定地:熊本県合志市福原3113-12 他
設備概要:バイオマス発電プラント(発電出力:1,990kW)
用途:Non-FIT型バイオマス発電事業(熊本県地域脱炭素移行・再エネ推進補助金採択事業)
主な燃料:木質チップ
引き渡し:2027年7月(予定)
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