ナブテスコ、電動ショベル対応のICT油圧バルブをCSPI-EXPOに参考出展

・主力の走行・旋回モーターに続く新領域へ

 ナブテスコは、建設機械の最新技術が集う「第7回 国際 建設・測量生産性向上展(CSPI-EXPO 2025)」において、電動ショベルへの対応を視野に入れたICT対応型油圧コントロールバルブを参考出展する。会期は6月18日(水)から21日(土)までの4日間、会場は幕張メッセ。

 ナブテスコはこれまで、建設機械向けの走行モーターおよび旋回モーターを主力製品として展開し、高いシェアと技術力を誇ってきた。今回の参考出展は、そうした駆動系に加え、制御系油圧機器の領域へ事業を拡大する新たな試みとなる。

 展示される油圧バルブは、電動アクチュエーターとセンサーを搭載し、作動油の流量や圧力をリアルタイムで制御・モニタリング可能。高精度な油圧制御により、電動ショベルなど次世代建機の自動化・ICT施工に対応する仕様となっており、省人化や施工品質向上に寄与する技術として注目を集めそうだ。

 同社ブースでは実機展示のほか、動画やパネル展示を通じて本技術の有効性を訴求。今後は、駆動と制御の両面から建設機械の高度化に貢献していく姿勢を明確にしている。

 展示会は幕張メッセの展示ホール1~6および屋外展示場で開催され、ナブテスコのブースは展示ホール5の「ブースNo.15-27」に設置される。

 電動ショベル紹介動画は、ニュースリリース参照