荏原製作所、中東でサービス拠点拡充、アブダビに新センター建設開始

 荏原製作所のエネルギーカンパニー「Ebara Elliott Energy」は5月29日、アブダビ・ハリーファ経済特区(KEZAD)において新たなサービスセンターの建設を開始した。中東地域の需要増に対応するための拠点拡充策の一環となる。

 荏原は現在、中期経営計画「E-Plan2025」に基づき、グローバルサービスネットワークの最適化を進めている。中東をエネルギー分野の重点地域と位置づけ、すでにサウジアラビアではカスタムポンプ向けサービスショップが稼働中。加えて、2023年に開設したコンプレッサ・タービン向けサービスショップに続き、今回の新拠点設立によりさらなる顧客サービスの強化を図る。

 新施設には、空調完備の製造エリアを2区画設置し、クレーンやレーザー溶接などの設備に加え、地域初となるインペラ修理用スピン・ピットや中東最大の円筒研削盤を導入する。さらに、パーツ製造および配送機能も備える予定だ。

 同社は、新拠点の稼働を通じて高品質かつ効率的なサービス体制を構築し、中東の顧客ニーズへの対応力を一層強化する考えだ。

■荏原グループの取り組み
 荏原グループは、長期ビジョンおよび中期経営計画に基づき、ESG重要課題への対応を進め、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指す方針を掲げる。

※詳細はEBARA ELLIOTT ENERGY公式ニュース

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