・安全性と革新技術に焦点、顧客体験向上を目指す
Haulotte (ホロット):2025年6月3日
高所作業車大手のホロットが、スカンジナビア地域で初となる「Open Up event (オープンアップ)」展示会を同社子会社ホロット・スカンジナビアで開催した。スカンジナビア全域から約20社の顧客および販売代理店が参加し、同社の最新技術革新と安全性への取り組みを体験する一日となった。
■電動全地形対応機器「PULSEO」に注目
今回のイベントの目玉は、ホロットの100%電動全地形(オールテレーン)対応高所作業車「PULSEO」シリーズのワークショップだった。参加者は排出ガス削減効果、レンジエクステンダーシステムによるスマートエネルギー管理、現場での安全性向上など、同機器の利点を詳しく学ぶ機会を得た。
■先進アクセス管理システムで安全性を強化
顧客はまた、テレマティクスソリューション「SHERPAL」に統合された先進アクセス管理システム(AAM)も体験した。この最新機能により、車両管理者は機械へのアクセスと使用状況を遠隔制御でき、作業者の安全性向上と無許可操作の防止が可能となる。
■転落事故防止の新システム「FASTN」
会場では、高所作業車用の能動的・汎用的固定システム「FASTN」も紹介された。自動車のシートベルトのような役割を果たすこのシステムは、作業者の固定習慣の形成を支援し、高所作業車事故の主要原因である転落リスクを大幅に軽減する。
■新機能を先行公開
イベントでは、作業環境に関連するリスクをより効果的に防止するため設計された2つの新機能も先行公開された。
■実機デモンストレーションで実用性を確認
専用のデモエリアでは、COMPACTスラブシザーリフトやOptimum8、STAR8S、STAR10垂直マスト、HA12CJ+、HA16Eなどの機器が展示され、参加者は実際の作業条件下で機器をテストすることができた。
ホロット・スカンジナビアの事務スタッフから現場技術者まで全チーム、さらにグループ本社の代表者らが参加者との議論促進と質問対応に積極的に取り組んだ。
ホロット・スカンジナビアの営業マネージャー、アンダース・スヴェンソン氏は「このイベントは、顧客との関係強化と、革新、安全性、持続可能性を中心とした高所作業車の未来を共に築くという我々のコミットメントを反映したものです」と述べた。
同社は今後もこうした取り組みを通じて、スカンジナビア地域での事業拡大と顧客サービス向上を図る方針。
コメントを投稿するにはログインしてください。