牧野フライス、MMホールディングスによる公開買付けに賛同表明

 工作機械メーカーの牧野フライス製作所(東証プライム上場、コード6135)は6月3日、投資会社MMホールディングス合同会社による同社株式の公開買付け(TOB)に対し、賛同する意向を取締役会で決議したと発表した。あわせて、株主に対してTOBへの応募を推奨するとしている。

 MMホールディングスによる公開買付けは、現在、各国の競争法および投資規制に基づく許認可の取得が前提となっており、中国や米国、オーストラリアなどでの手続きが必要とされる見通し。また、日本、米国、フランス、ドイツ、イタリアでも投資規制関連の手続きが予定されている。

 これらのクリアランスが完了したうえで、MMホールディングスと牧野フライスが合意する日をもって、TOBが開始される見込み。公開買付者側は、早ければ2025年12月上旬までの開始を目指すとしているが、各国当局の審査期間が不確定であることから、詳細なスケジュールは現時点で未定としている。

 牧野フライスは、公開買付契約をすでに締結しており、今後、手続きの進捗に応じて追加の情報を公表するとしている。

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