新明和工業は6月2日、特装車製品全般の価格改定を実施すると発表した。鋼材価格の高騰、物価上昇、労務費の増加により、製造コストの維持が困難になったことが主な要因として挙げられる。
同社はこれまで、生産性向上やコスト削減の努力を続けてきたが、安定供給の維持が厳しい状況となり、価格改定を決断した。新価格は2025年7月1日発注分より適用され、改定幅は概ね8~15%の値上げとなる。
新明和工業は「お客様にはご負担をおかけすることになるが、企業努力を重ねつつ、より安定した供給を目指していく」とコメント。今後の市場動向を見極めながら、継続的なコスト管理を進める考えを示した。