三一(SANY):2025年5月28日
PSA向けのデュアルトロリー式自動STSクレーン2基が5月27日、初めて出荷された。
このプロジェクトでは計7基のデュアルトロリーSTSクレーンが契約されている。各クレーンには65トン対応のスプレッダーが装備され、レールゲージは35メートル、前方張出しは73メートル、後方張出しは22メートル。揚程はレール面上55メートル、レール面下23メートルに達する。トロリーのガントリー上移動距離は、海側26.5メートル、陸側26.7メートル。
通し型構造の設計と自動制御システムの導入により、主トロリーとガントリートロリーの連携が可能となる。さらに、10台以上の高精度スキャナーと50台超の高解像度カメラによる3D認識ネットワークが構築され、コンテナの正確な位置決めと知能的な荷役作業を実現する。スマート制御システムはトロリーの最適な移動経路を計算し、作業効率を飛躍的に向上させる。
同時に、10台のRTGクレーンも顧客の埠頭へ派遣された。定格荷重41トン、スパン23.37メートル、揚程18.2メートルの性能を備える。
SANY Marine(三一海洋)は現在、敷地面積50万平方メートルの設備組立拠点を保有し、STSクレーン24基、RTGクレーン40基の組立・試運転を同時に進めることが可能。高効率の納入体制を整えている。
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