メッツォ、華友集団から尾鉱ろ過装置を受注

 Metso Corporation(メッツォ・コーポレーション):2025年5月28日

 メッツォは、華友集団(Huayou Group )がインドネシアで進めるラテライトニッケル鉱山プロジェクト向けに、持続可能な尾鉱ろ過技術の再受注を獲得した。受注額は非公表だが、鉱物部門の2025年第2四半期受注として計上された。

 メッツォの納入品は、Larox® FFP3512フィルター16台のエンジニアリング、製造、供給に加え、設置および試運転に関する助言サービスとスペアパーツで構成される。この全自動高速開閉型フィルタープレス(FFP)は、メッツォ・プラス製品群の一部である。このフィルターは、膜技術とサイドバー設計の利点を組み合わせ、高い機械的性能とプロセス性能により、低運用コストと低ライフサイクルコストで、安全かつ持続可能な高容量の尾鉱脱水を可能にする。

 メッツォ大中華圏市場担当鉱物販売ゼネラルマネージャーのスン・ファン氏は、「華友集団との提携を継続し、同社のインドネシアにおける世界クラスのニッケルプロジェクトに当社の先進的なろ過技術を提供できることを光栄に思います。今回の再受注は、高効率、信頼性、省エネルギーを特徴とする当社の持続可能な尾鉱ソリューションに対する華友集団の信頼を裏付けるものです。このプロジェクトの成功裡な実施と長期的な性能確保のため、最先端の技術サポート、専門知識、サービスを提供することに全力を尽くします」と述べた。

 華友集団は、中国において新エネルギーリチウムイオン電池およびコバルト材料の研究、開発、製造に従事するハイテク企業である。同社のインドネシアにおけるニッケル・コバルト湿式製錬プロジェクトは、世界最大かつ最も先進的な湿式製錬プロジェクトの一つである。メッツォは、華友集団と複数の協力協定を締結し、インドネシアのプロジェクト向けにSAGミル、ボールミル、Larox®フィルター、各種仕様のシックニング装置を含む包括的な鉱物処理ソリューションを提供している。

■Metso(メッツォ)について
 メッツォは、世界の骨材、鉱物処理、金属精錬産業向けの持続可能な技術、エンドツーエンドソリューション、サービスの最先端をいく企業である。同社は、製品とサービスの専門知識により、顧客のエネルギーと水の効率を改善し、生産性を向上させ、環境リスクを低減している。「ポジティブな変化」のためのパートナーとして活動する。
 メッツォはフィンランドのエスポーに本社を置く。2024年末時点で、約50カ国に17,000人近くの従業員を擁し、2024年の売上高は約49億ユーロだった。メッツォはナスダック・ヘルシンキに上場している。

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