メッツォ、包括的サービス認定プログラムで顧客サービスを強化

 メッツォ社(Metso Corporation )は2025年5月28日、包括的なサービス認定プログラムの成功を発表した。同プログラムは、フィールドサービスおよびテクニカルサポート担当者のスキル向上を目的としたもので、2021年の開始以来、メッツォのサービス専門職の業務を世界的に標準化し、一貫した質の高いサポートを提供してきた。この取り組みは、強力な保守サポートとプロセス知識を組み合わせることで、顧客の資産管理とサポートを強化し、高まる顧客ニーズに対応する。

■サービス認定プログラムが成果を上げる
 サービス認定プログラムは、メッツォのフィールドサービスおよびテクニカルサポートチームの能力を大幅に向上させ、トレーニングと能力開発を標準化した。2021年から2024年の間に、メッツォアカデミーは600人以上の個人を認定し、認定数は1,000件近くに達している。

 メッツォアカデミーのヴァイスプレジデントであるカッレ・コスキルート氏は、「人材はメッツォにとって最大の資産であり、その継続的な育成への投資は、専門知識を向上させるだけでなく、顧客体験を拡大することを可能にする。集中的なサービス認定トレーニングを確実に受講させることで、メッツォはサービス提供において顧客の信頼を獲得し、成長させることにコミットしている」と述べる。

 同プログラムは、特定の技術を対象とした綿密に計画されたモジュールで構成されており、顧客サイトでサービス活動を行う従業員向けに設計されている。カリキュラムには、トレーニングコース、実践的なトレーニング、および従業員の知識と能力を検証するための厳格な評価が含まれる。

 メッツォトレーニング業務担当ディレクターのニコル・プリチャード氏は、「業界では常に能力開発の必要性が認識されている。メッツォアカデミーはそのニーズを特定し、学習プログラムの開発に顧客やパートナーを巻き込んできた。すべての認定プログラムコースには技術固有の安全要素が組み込まれており、認定されたすべての従業員はメッツォの安全コースを修了する必要がある。私たちは品質と信頼性の文化を育むことに注力している」と語る。

■包括的なトレーニングで技術的専門知識を向上
 サービス認定プログラムは、メッツォアカデミーが設計・運営している。メッツォアカデミーは、メッツォの従業員および世界中の顧客向けのすべての技術・製品トレーニングを管理している。

 メッツォはまた、顧客担当者、機器、および運用目標間の知識ギャップを埋めるためのトレーニングも提供している。数十年の経験を持つグローバルな専門家が率いるメッツォアカデミーを通じて、メッツォは技術知識、安全性、信頼性、および運用パフォーマンスを向上させるために設計された、包括的かつカスタマイズされたトレーニングプログラムを提供している。一例として、Metso Geminex™ OTSの活用がある。これは、鉱物処理オペレーターが安全で現実的な環境でトレーニングを行うことを可能にする強力なシミュレーションツールであり、最新のプロセス制御システムを効果的に運用するための重要なスキルを構築する。

 メッツォは継続的な改善にコミットしており、世界中の顧客基盤への近接性と迅速な対応を維持するために、サービスおよび修理能力に投資している。最近の発表には、米国アリゾナ州メサにある既存のサービスセンターの拡張とメッツォトレーニングセンターの設立、および2024年に開設された西オーストラリア州カラサのトレーニング施設付きサービスセンターの開発が含まれる。

■メッツォについて
 メッツォは、世界の骨材、鉱物処理、金属精錬産業向けの持続可能な技術、エンドツーエンドソリューション、サービスの最先端をいく企業である。同社は、製品とサービスの専門知識により、顧客のエネルギーと水の効率を改善し、生産性を向上させ、環境リスクを低減している。「ポジティブな変化」のためのパートナーとして活動する。
 メッツォはフィンランドのエスポーに本社を置く。2024年末時点で、約50カ国に17,000人近くの従業員を擁し、2024年の売上高は約49億ユーロだった。メッツォはナスダック・ヘルシンキに上場している。

 スペルなど詳細は、ニュースリリース参照願います。