Liebherr(リープヘル)2025年5月26日
リープヘルは、世界最大級の木工・木材加工業界向け展示会「Ligna 2025」において、L 580 XPowerホイールローダーを披露する。同社で2番目に大きいこのホイールローダーは、産業用キネマティクスとハイダンプバケットを装備し、大量のバルク材を効率的に積み込む用途に最適化されている。XPowerシリーズ共通のパワースプリット駆動方式を標準搭載し、低燃費と最大限のパワーを両立する。
木材加工現場では、ホイールローダーが木材チップやおがくず、樹皮、各種木材廃棄物の積み込み作業を担う。L 580 XPowerに採用された産業用キネマティクスとハイダンプバケットの組み合わせは、特に荷台の高いトラックへの積み込み作業に威力を発揮する。リープヘルは、標準のZバーリフトアームに加え、特定モデル向けに産業用キネマティクスも用意。リフトアーム上部で強力な力を発揮し、ハイダンプバケットやロググラップルなど重機器のパワフルな操作を可能にする。
■パワースプリット駆動とアシスタンスシステムで高い性能と安全性を実現
製材所やバイオマス発電所、ペレット・チップボード工場などでは、ホイールローダーがバルク材をさまざまな距離で運搬する必要がある。XPowerシリーズのパワースプリット駆動は、短距離の積み込みに最適な油圧駆動と、長距離で威力を発揮する機械式駆動を自動的に切り替えて連携。用途に応じて最適な駆動方式を選択し、燃費の低減と高いパフォーマンスを両立する。これにより、短距離作業だけでなく、長距離や傾斜地での運搬も効率的にこなせる。
また、リープヘルは木材加工現場の高い安全基準に対応するため、多彩なアシスタンスシステムを提供。代表的なものが、後方のアクティブ人検知システムだ。これは、運転席のディスプレイと音声で後方の危険を警告し、人と物体を自動で識別して的確な警告を発する。警告信号が出ると、ブレーキアシスタントが自動的に減速を開始し、従来のブレーキ操作よりも停止距離を重要な数メートル短縮。これにより、事故の発生頻度と深刻度が低減し、木材ヤードでの安全性が大幅に向上する。
スペルなど詳細は、ニュースリリース参照
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