マルマテクニカ、ミニホイールローダ用新型ロードスイーパー発売へ

・20年ぶり刷新、装着・操作性向上

 マルマテクニカ(神奈川県相模原市)は5月27日、建設機械メーカー各社のミニホイールローダに装着する小型ロードスイーパーを20年ぶりに刷新し、新型「MRS-05」として2025年6月2日から発売すると発表した。新開発のフッキングシステムを導入し、装着の容易さを大幅に改善。利便性を高める多様な機能も盛り込み、ミニホイールローダの稼働率向上に貢献する。

■新システムで装着容易に、油圧2バルブ車両にも対応
 新型ロードスイーパー「MRS-05」は、道路や工場内の清掃、粉じん抑制など、屋外での幅広い清掃作業に対応する建機アタッチメント。最大の特長は、新開発の「フリーフロート・フッキング・システム」の採用。これにより、各社のミニホイールローダへの後付け作業が格段に容易になったという。
 また、利便性向上のため、多数の機能を追加。散水時間を延長し、前方視界を改善した「セパレート散水タンク機能」や、スイング角調整範囲を広げた「サイドブラシ」など、作業効率を高める「オールインワン・スイーパー」として設計されている。
 市場に多数存在するレンタルホイールローダへの装着も考慮し、油圧3バルブ用分岐油圧システムのほか、油圧2バルブ車両でも操作可能な分岐システムも準備した。これにより、より多くのミニホイールローダで「MRS-05」の利用が可能となり、ミニホイールローダの稼働率向上に寄与する見込み。
 同社は年間15台の販売目標を掲げる。公表価格はオープン。