建設機械メーカーのAIRMAN(旧・北越工業)は持続可能な社会の実現に向け、水素燃料電池発電装置の開発を進めている。5月23日、開発中の新型発電装置に本田技研工業(Honda)製の燃料電池(FC)モジュールの採用を決定したと発表した。
Hondaは30年以上にわたり水素技術や燃料電池の研究を進めており、今回採用されるFCモジュールはゼネラルモーターズ(GM)との共同開発によるもの。新型発電装置は60kWの出力を誇り、工事現場などで安定した電力供給が可能となる。
AIRMANは2025年6月開催の「第7回 国際 建設・測量展」(CSPI-EXPO2025)にて本装置を公開予定。今後、量産化へ向けた評価試験を実施するとともに、土木・建設・港湾分野での電源用途に加え、水素生成設備を有する企業・団体での実証試験を進めていく。
同社は、水素燃料電池発電装置の開発を加速させることで、CO₂排出ゼロのカーボンニュートラル社会の実現を目指す構え。
コメントを投稿するにはログインしてください。