エピロック、北米の掘削工具製造拠点を統合

・カナダ・ラングレー製造拠点は閉鎖しメキシコに移転

 Epiroc(エピロック) :2025年5月21日

 スウェーデン、ストックホルム:鉱業・建設業界における生産性向上と持続可能性向上のリーディングパートナーであるエピロックABは、効率性向上のため、掘削工具製造拠点の一部をカナダからメキシコに統合します。これに伴い、カナダのLangley(ラングレー)にある製造拠点は閉鎖されます。

 エピロックは、ロータリー式掘削工具およびレイズボーリング式掘削工具の製造を、ラングレーからメキシコのMatehuala(マテワラ)工場に移転します。同工場では現在、削岩機も生産しています。カナダからメキシコへの生産設備の移転は2025年第3四半期に開始され、2027年第1四半期までに統合が完了し、ラングレーでの生産が終了します。約65名の従業員が影響を受け、エピロックは2025年第2四半期に約7,000万スウェーデンクローナ(約10.5億円、税の影響を除く)のリストラ費用を計上する予定です。

 エピロックの社長兼最高経営責任者(CEO)のHelena Hedblom(ヘレナ・ヘドブロム)氏は次のように述べています。
 「この移転により、ラングレーの大切な同僚たちに影響を与えることを残念に思います。しかしながら、この措置は、南北アメリカ大陸全域の顧客へのサービス提供を最適化するために必要なものであり、同時にエピロックの将来に向けた強さと機敏性を維持するためにも必要なことです。」

 エピロックのツール部門社長、Martin Hjerpe (マーティン・ヒェルペ)は次のように述べています。
 「この統合により、エピロックは製品の品​​質や入手可能性を損なうことなく、南北アメリカ全土でのプレゼンスを維持し強化するための、より良い、より持続可能な条件が生まれます。」

 移転する業務はツール部門に属します。

■ Epiroc(エピロック) について
 エピロックは、鉱業および建設業界の顧客にとってグローバルな生産性向上パートナーであり、持続可能な社会への変革を加速しています。画期的な技術を駆使し、掘削リグ、岩盤掘削、建設機械、地上および地下用途のツールなど、革新的で安全な機器を開発・提供しています。また、世界クラスのサービスとアフターマーケットサポートに加え、自動化、デジタル化、電動化のためのソリューションも提供しています。エピロックはスウェーデンのストックホルムに本社を置き、2024年の売上高は約640億スウェーデンクローナに達し、約19,000人の情熱的な従業員が約150カ国でお客様をサポ​​ートし、協働しています。詳細はwww.epirocgroup.comをご覧ください。

 ニュースリリース
 *リリース内容から「ですます調」で表記しています。