リープヘル 、IAF 2025の新しいRE 25 M鉄道ショベルを発表

　Liebherr （リープヘル）：2025年5月20日

・新型RE 25 M Litronic鉄道エクスカベーター（以下、ショベル）は、油圧式レールホイールドライブとプロファイルド上部キャリッジを備えた25トンクラスのパワフルな機械です。

・革新的な下部キャリッジコンセプト、新しい上部キャリッジ設計、そして直感的なINTUSI操作コンセプトを備えた新型運転室など、数々の革新技術を搭載しています。

・高品質で独自の油圧システムにより、鉄道建設における最高のパフォーマンスを実現します。

・第29回国際軌道技術展（IAF：29th International Exhibition for Track Technology）、2025年5月20日から22日まで、ミュンスター（ドイツ）で開催されます。

　リープヘルは、ミュンスターで開催された第29回国際軌道技術展（IAF）2025で、新しい製品名で新しい鉄道ショベル RE 25 M Litronicを発表します。このモデルは、静水圧レールホイールドライブとプロファイルされたアッパーキャリッジを備えた25トンクラスのマシンで、既存のポートフォリオを拡張します。RE 25 M Litronicは、以前のモデルの実績のあるコンポーネントを使用し、革新的なアンダーキャリッジコンセプト、新しいアッパーキャリッジデザイン、直感的な制御コンセプトを備えた新しいオペレーターキャブでそれらを補完します。これが、リープヘルが鉄道建設用の高性能機械を顧客に提供する方法です。

　リーブヘルは1967年以来、鉄道ショベルを開発しており、OEMメーカーとして、この分野の世界市場リーダーです。IAF 2025で、リーブヘルは、24.4〜25.7トンの運転質量範囲の最初のモデルである新しいRE 25 M Litronic鉄道掘削機を発表します。強力な機械は、A 922鉄道のショベルの実績のあるエンジンを搭載し、120 kWのエンジン出力で印象的です。高品質でユニークな油圧システムも採用されています。

　実績のあるコンポーネントに加えて、新しいRE 25 M Litronicには、このマシンを重量クラスで最高のソリューションにする多くの革新があります。1.57メートルの小さなテールスイング半径が際立っており、スイング時にマシンの後部が常にクリアランスプロファイル内にとどまることを保証します。これにより安全性が向上し、リープヘルはフランスなど、この要件を備えた新しい市場を開拓することができます。このマシンには、直感的なINTUSI操作コンセプトを含む、まったく新しい快適なダブルキャブが装備されています。さらに、RE 25 Mには、INTUSIに統合された2D機械制御システムや、新しい鉄道ショベルで初めて利用できる人検出システムなど、多くの新しい支援システムが搭載されています。

　RE 25 M：革新的な下車コンセプトを備えた最初の鉄道ショベル
Liebherrは、将来のすべての鉄道機械に標準装備されるRE 25 Mの新しい下部車を発表します。特に、新しいレールガイドシステム（特許出願中）は、将来のコースを設定します。静水圧レールホイールドライブのおかげで、鉄道ショベルは掘削状態で走行できます（カテゴリー9A）。一方、RE 25 Mは、ロードタイヤで線路に下がることができ、レール上のタイヤで必要なトラクションを生み出すことができます（カテゴリー9C）。これは、RE 25 Mが1つの位置で作業および運転できるだけでなく、許可されている場合は、低い位置で作業し、隆起した位置で運転できるため、鉄道インフラの損傷を回避できます。これは、レールガイドシステム用の完全に再設計された保管および振動システムによって可能になりました。さらに、振動軸は調整可能です。RE 25 Mを使用しているとき、振動軸は安定した足場を確保するためにロックされます。運転中は、振動車軸が開いているため、最高のトラクションが保証されます。新しく開発されたレールアクスルのおかげで、このマシンは50 kNのドローバープルを持ち、適切な国固有の承認があれば、最大40 km / hの走行速度に達することができます。緊急時には、RE 25 Mは最大60 km / hで牽引することもできます。オプションで、RE 25 Mの足回りに革新的な中央に取り付けられた2点式スタビライザーを装備して、より高い負荷を実現できます。しかし、同時に、下部はコンパクトなままであるため、機械の近くの視界が制限されず、作業が近距離でうまく実行できます。キネマティクス（特許出願中）のおかげで、革新的なスタビライザーは、拡張しても機械に非常に近いままで、ほとんど幅を伸ばしません。これにより、限られた建設現場の条件で安定剤を使用することも可能になります。

■アッパーキャリッジは、メンテナンスに優しい機械設計で印象的です
　テールスイング半径が小さいことに加えて、RE 25 Mのアッパーキャリッジの新しいデザインは、機械のメンテナンスが非常に簡単であることを保証します。テールスイング半径が短いにもかかわらず、キャブのすぐ後ろで上部キャリッジにアクセスできます。カウンターウェイトの設計は、機械のメンテナンスにやさしい設計にも貢献しています。メンテナンスフラップはカウンターウェイトに統合されており、メンテナンス中に油圧ポンプへの最適なアクセスを保証します。カウンターウェイトは、大規模なメンテナンスのために簡単に取り外すことができます。新しい排気ガス処理システムはエンジンの上にあり、メンテナンスのために折りたたむことができます。

■新しいダブルキャビンは快適性を高めます
　上部キャリッジにパイロットシートを備えたダブルキャビンの新しい収納は、ドライバーの快適性を高めます。RE 25 Mは標準で快適なシートを提供し、まったく新しいドアシステムを備えています。これにより、ドアが互いに開き、B柱の周りをスイングすることができます。INTUSIのアダプティブ操作コンセプトのおかげで、ステアリングホイールの下のステアリングコラムの以前のコントロールパネルは不要になりました。将来的には、これはINTUSIディスプレイに統合されるため、視野に制限はありません。

　実績のあるコンポーネント：油圧システムとエンジンが最大限のパフォーマンスを保証します
　油圧システムとエンジンの両方により、顧客は新しい鉄道ショベルで実績のあるリープヘルの品質に頼ることができます。新しい機械の革新的な油圧コンセプトには、独立した調整回路と2 x 220 l/minの流量を備えたリープヘルのダブル可変変位ポンプが含まれています。これは、強力な油圧アタッチメントが、リープヘル鉄道ショベルの作業と駆動の動きとは独立して操作できることを意味します。さらに、2番目の高圧回路は、特別なアタッチメント用の3つの油圧機能を直接制御するオプションを提供します。リープヘルRE 25 M鉄道ショベルは、その性能に感銘を受けました。120 kW / 163 HPのエンジンにより、機械は通常の流動的な作業動作で高い作業速度を実現します。
鉄道ショベル用に特別に設計されたLiebherr Solidlink 33-9クイックカップリングシステム
幅広いリープヘルアタッチメントにより、RE 25 Mは非常に汎用性があります。特に、新しいSolidlink 33-9モデルは、リープヘルが鉄道ショベル用に特別に開発し、全自動Solidlinkクイックカップリングシステムにさらなるカップリングを追加し、そのすべての利点を備えています。2番目の高圧回路を含むようにカップリングの拡張により、レール構造の梱包ツール、リープヘルパラレルグリッパー、リープヘルスティックエクステンションなどの油圧アタッチメントを使用できます。Solidlinkの完全油圧式クイックカップリングシステムにより、オペレーターのキャブからアタッチメントを迅速かつ安全に交換できます。

■鉄道ショベルが新しい名前で登場
　新しいRE 25 M Litronicは、新しい製品名で、キルヒドルフのリープヘルサイトの鉄道機械の重要性を強調しています。新しい名前で、リープヘルは鉄道ショベルを別の製品ラインとして強調し、車輪付きショベルと区別し、より強調しています。原則として、REは「レールショベル」の略で、番号は運転質量を示し、「M」は車輪付き下部車を表しています。将来のすべての鉄道ショベルは、この指定に従います。すでに市場に出回っているA 922レールとA 924レールは、おなじみの名前で引き続き運行されます。

　ニュースリリース
　＊リリース内容から「ですます調」で表記しています。