トーカロ(神戸市中央区)は5月19日、昨今の半導体市場の拡大を受け、主要顧客の需要増に対応するため千葉県船橋市に新工場棟を建設すると発表した。
半導体市場の拡大に伴い、主要顧客となる半導体製造装置メーカーからの受注増加が見込まれるが、その旺盛な要求に応えるべく生産体制を確立していく。この新工場棟は、半導体製造装置部品の生産工場として、いくつかの革新的システムの導入や環境保全対策を施すことで、「キレイで機能的で人と地球にやさしい最先端工場」をコンセプトに設計しており、これによって生産能力の一層強化を進めていく。
なお、現在の主力工場である東京工場行田事業所(千葉県船橋市行田)においても、あわせて生産の効率化を図っていく。
トーカロは、拡大するコーティング市場や多様化するニーズに対応できる生産体制を整え、顧客が求める技術やサービスをタイムリーに提供することで、持続的な社会の発展に貢献していく。
<新工場の概要>
所在地:千葉県船橋市豊富町631番13
建築面積:3,734㎡
延床面積:14,201㎡
建設費用:約67億円 *生産設備は含まない。
建設計画:着工:2025年8月(予定)、操業:2027年末頃(予定)
目的:半導体製造装置部品向け表面処理加工の生産能力強化