LIGNA 2025で注目!リープヘルが木材・林業業界向けの特別機械と最新ソリューションを披露

 Liebherr(リープヘル ):2025年5月16日

 2025年に開催される世界最大級の木工・林業見本市「LIGNA」において、ドイツの重機メーカー・リープヘル(Liebherr)が、木材取扱いに特化した高性能な特別機械と革新的なソリューションを出展します。リープヘルの機械は、トラックやトレーラーの積み下ろし、丸太の選別・運搬といった作業に最適化されており、高い走行性能、優れた積載能力、迅速な作業サイクルを実現。特に、マテリアルハンドラーやホイールローダー、テレハンドラーといった機種は、素材を精密かつ繊細に扱いながらも、素早く小回りの利く動作が可能です。

 以下、LIGNA 2025で展示予定の4つの注目機種をご紹介します。

■高い生産性と安全性を実現:L 580 XPower ホイールローダー

 リープヘルは、L 580 XPower ホイールローダーを出展。このモデルは、同社のホイールローダーの中で2番目に大きく、産業用キネマティクスと高チップバケットを搭載しています。木材チップやおがくず、樹皮などのバルク資材の大量搬送に最適な構成で、作業効率を大幅に向上させます。

 また、XPowerシリーズ共通の特徴である「パワースプリット・ドライブトレイン」により、燃料消費を抑えながらも最大限のパワーを発揮。さらに、安全性を高める各種アシスト機能も充実しており、たとえば「後方人物検知システム」は、運転席のモニターと音声警告で人と障害物を自動的に識別し、事故のリスクを大幅に軽減します。

■コンパクトボディで最大パフォーマンス:LH 26 M Timber 木材専用マシン

 LH 26 M Timberは、特に製材所や木材置き場といったスペースが限られた環境で威力を発揮するコンパクト設計の木材専用機。全長の短さと高い機動性に加え、23,500~26,000kgの運転質量でありながら、非常に低燃費かつ高出力を誇ります。

 LIGNAでは、丸太用トレーラーとGMH 40ウッドグラップルとの組み合わせで展示されます。頑丈なアクスルとパワフルな走行ドライブにより、最大60トンまでのトレーラー牽引が可能。3m幅の車体とリアサポートブレードにより、安定性を確保しつつ、より重い荷物の積み下ろしも可能です。ブレードは除雪作業にも使用でき、安全性の向上にも貢献します。

■多用途に対応:T 60-9s テレスコピックハンドラー

 リープヘルのT 60-9sテレスコピックハンドラーは、多機能かつ高精度な作業が求められる木材業界のニーズに応える一台です。最大6トンの荷重に対応し、最大9メートルの揚程を誇る強力な油圧システムを備えています。全輪駆動により未舗装地でも安定した走行が可能で、狭いスペースでも抜群の旋回性能を発揮します。

 大きな操舵角と長いホイールベースによって、負荷容量を犠牲にすることなく小回りの利いた操作が可能。また、視界性に優れたフロントウィンドウ設計や、用途に応じて油圧出力を調整できる「ファインコントロール機能」など、安全性と操作性に優れた設計となっています。

■STIHL TIMBERSPORTS®の迫力ショーも開催!

 LIGNAのリープヘルブースでは、機械展示に加えて、STIHL TIMBERSPORTS®の人気アスリート、フロリアン・ヘーゲレ氏によるパフォーマンスショーも開催。チェーンソーと2メートルの引き鋸を使った「ストックソー」「シングルバック」といった競技を再現し、観客を魅了します。

 また、来場者はヘーゲレ氏の指導のもと、丸太から自分だけの「クッキー(輪切り木片)」を作る体験も可能。ショーの合間には実際に自らの手で木を切ることができ、特別な記念品を持ち帰ることができます。

 リープヘルは、LIGNA 2025において「木材業界の未来を支える機械」の真価を世界に示します。高効率、安全性、そして現場での実用性を兼ね備えたその技術は、今後の木材処理や林業の在り方に大きなインパクトを与えることでしょう。

 ニュースリリース
 *リリース内容から「ですます調」で表記しています。