ユングハインリッヒ、Wickeの自動中央倉庫を実現

　Jungheinrich （ユングハインリッヒ）：2025年5月13日

・ユングハインリッヒは、ドイツのSprockhövel（シュプロックへーフェル）にあるWicke GmbH + Co KG（ヴィッケ有限合資会社）のために、最先端の自動中央倉庫を実現しています。包括的なソリューションは、生産供給を最適化し、内部物流プロセスの効率を高めます。

・完成品および半完成品用の22,596パレットスペースを備えたサイロ設計のハイベイ倉庫
最適化された物流プロセスのための既存の生産ビルと新規生産ビルの接続

・ラッキングとコンベア技術、スタッカークレーン、WMSを備えた単一のソースからの包括的なユングハインリッヒソリューション

　ハンブルク – ユングハインリッヒは、Wicke GmbH + Co KG（ヴィッケ株式会社）から、ドイツのSprockhövel（シュプロックへーフェル）に自動中央倉庫を実現するための注文を受けました。多額の投資により、国際的に活動している工業用ホイール、タイヤ、アクスルのメーカーは、継続的な成長をサポートするために最先端の倉庫インフラに頼っています。サイロ設計の新しいハイベイ倉庫は、マテリアルハンドリングプロセスを大幅に最適化し、倉庫と生産の間の完成品と半完成品の材料の流れを改善します。

■複数のレベルでの自動化された効率

　新しい中央倉庫は3,500平方メートル以上の面積をカバーし、高さは25.5メートルで、8階建てのタワーブロックの大きさです。それは統合された社会とオフィスエリアを備えた処理棟によって補完され、入ってくる商品、出荷する商品、ピッキングと梱包のプロセスが2つのレベルで行われます。1時間あたり150のダブルサイクルのシステム容量により、倉庫は2シフトの運用に高いスループット容量を提供します。輸送ルートを最小限に抑え、材料の流れを最適化するために、既存の生産ビルは新しい倉庫に直接接続されます。第二の建設段階では、さらなる生産ビルの接続も計画されています。

　ユングハインリッヒのセールスディレクターであるNadine Despineux（ナディーン・デスピヌー）は、次のように述べています。「この中央倉庫の自動化により、効率を高めるだけでなく、会社の競争力に大きく貢献する、Wickeの強力で将来性のあるソリューションを作成しています。このプロジェクトは、現代的でスケーラブルで持続可能な生産供給のための自動化されたロジスティクスソリューションの戦略的重要性を強調しています。」

■単一のソースからの包括的なソリューション

　ユングハインリッヒは、ダブルディープパレットストレージ用の7台のスタッカークレーン、PLCと視覚化を含む完全なパレットコンベア技術、屋根と壁のクラッディングを備えたサイロラッキング、スプリンクラーシステムと防火ドアを提供しています。さらに、ユングハインリッヒは倉庫管理システム（WMS）を統合し、すべての倉庫と材料の流れプロセスを最適に管理しています。

　単一のソースからのこの包括的な自動化ソリューションにより、ユングハインリッヒはWickeの戦略的パートナーとしての役割を確認します。ユングハインリッヒの産業用トラック用の高品質のホイールとキャスターの長年のサプライヤーとして、Wikeは現在、ハンブルクを拠点とする会社のマテリアルハンドリングの専門知識の恩恵を受けています。両社の緊密な協力により、効率、持続可能性、将来のセキュリティを最適に組み合わせた最先端のマテリアルハンドリングソリューションが提供されます。

　新しい中央倉庫の完成は2027年6月に予定されています。

■Wicke GmbH + Co KG（ヴィッケ有限合資会社）について
　Sprockhövel（シュプロックへーフェル）に拠点を置くWicke GmbH + Co KGは、工業用ホイール、タイヤ、アクスル、スイベルキャスター、固定キャスターのメーカーです。ユングハインリッヒのサプライヤーとして、同社は最新のマテリアルハンドリングソリューションの品質と性能に大きく貢献しています。1866年に設立された同社は、約1,000人の従業員を雇用し、年間売上高は約2億ユーロです。ドイツに本社を置くことに加えて、Wikeはチェコ共和国と中国にさらに生産拠点を持っています。

　ニュースリリース
　＊リリース内容から「ですます調」で表記しています。