クボタ、兵庫県姫路市から「甲山浄水場更新事業 新浄水場建設事業」を受注

 クボタは5月13日、同社を含む民間企業グループが、兵庫県姫路市との間で「甲山浄水場更新事業 新浄水場建設事業」に関する契約を締結し、2025年4月12日から事業を開始したと発表した。クボタは、浄水場における機械設備の設計・製作・建設工事を担当する。

 姫路市の基幹浄水場である甲山浄水場は、1970年(昭和45年)に供用を開始して以降、約50年が経過し、施設の老朽化や耐震性の不備が課題となっている。同案件は既設浄水場の課題を踏まえ、近隣に現在と同規模の施設能力である60,000m3/日の新浄水場を建設し移転するもの。同案件を通じて、甲山浄水場の耐震化に加え危機管理体制の強化を図るとともに、姫路市内への安定的かつ安全な水道供給及び水道事業運営の効率化などを図ることが求められている。

 昨今、重要な水環境インフラ施設の整備・運転・維持管理においては、民間企業が持つ事業ノウハウの活用・導入が進められている。

 クボタグループは、上水・下水における様々な製品・技術・サービスを有する「水」のトータルソリューション企業としての総合力を生かし、今後も水環境インフラの持続・発展に貢献していく。

<案件概要>
事業名:甲山浄水場更新事業 新浄水場建設事業
事業内容:新浄水場の設計・建設事業
事業期間:2025年4月12日~2031年3月31日
事業方式:DB方式(Design Build:設計・施工一括発注方式)
施設能力(公称) :60,000m3/日
契約締結日:2025年4月11日
契約金額:約247億円(税込)
構成員:大成建設株式会社(代表企業)、株式会社ハマダ、株式会社クボタ、株式会社東芝、株式会社日水コン

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