ツガミが5月13日に発表した2025年3月期(2024年度)連結業績によると、売上収益は107,411百万円(前期比28.0%増)、営業利益は23,309百万円(同78.0%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益は10,901百万円(同102.8%増)となり、売上収益、利益面ともに既往最高となった。
最近の業績推移
機種別の売上収益では、主力の自動旋盤は90,299百万円(前期比27.8%増)、研削盤は5,142百万円(同30.0%増)、マシニングセンタ・転造盤・専用機は6,829百万円(同44.1%増)となった。
2024年度における同社グループを取り巻く環境については、中国市場をはじめとして多少の動きが見られたものの、全体的には不透明感が否めない中、各拠点において着実に事業を推進した。
■セグメント別業績
①日本:売上収益は29,373百万円(前期比5.3%減)、セグメント利益は225百万円(前期はセグメント損失968百万円)
②中国:売上収益は90,480百万円(前期比42.7%増)、セグメント利益は22,384百万円(前期比77.6%増)
③インド:売上収益は4,672百万円(前期比12.5%減)、セグメント損失は310百万円(前期はセグメント損失50百万円)
④韓国:売上収益は1,592百万円(前期比10.2%減)、セグメント利益は50百万円(前期比6.0%増)
⑤その他:売上収益は522百万円(前期比22.5%減)、セグメント損失は36百万円(前期はセグメント損失42百万円)
*セグメント利益は、売上収益から売上原価および販売費及び一般管理費を控除して算出。
■今後の見通し
2026年3月期の通期業績予想については、国内外の市場動向及び受注状況を踏まえ下記のとおりとした。
売上収益は104,000百万円(前期比3.2%減)、営業利益は19,500百万円(同16.3%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益は8,600百万円(同21.2%減)。
ツガミの2025年3月期決算短信