ジョンディア、除雪マッピングソリューション「John Deere Path」を発表

　Deere & Company（ディア社）：2025年5月8日

　建設業界の顧客向けの新しいマッピングソリューション「John Deere Path」（ジョンディア・パス）は、除雪作業の効率と精度を向上させます。

　John Deere PathとSF-RTKを組み合わせることで、2.5cm以内の繰り返し精度を実現し、オペレーターの正確な作業を支援し、生産性を最大化します。

　イリノイ州モリーン（2025年5月8日）— ジョンディアは、除雪作業のナビゲーション精度を向上させる革新的なマッピングソリューション「John Deere Path」を発表しました。積雪路面は大きな課題となるため、オペレーターは効果的に除雪を行う必要があります。John Deere Pathを事前にマッピングしておくことで、冬の厳しい気象条件下においても、オペレーターは路面の端や境界をより正確に把握できるようになります。

　ジョンディア社の製品マーケティングマネージャー、Matt Costello（マット・コステロ）氏は次のように述べています。
　「特に視界が妨げられる可能性のある農村部での除雪には、安全で効率的な作業のために正確さが求められます。米国の道路の多くは降雪地域に位置しているため、John Deere Pathは、オペレーターが雪に覆われた道路を安心して走行し、安全かつ確実に作業を完了できるよう設計されています。」

　John Deere StarFire™レシーバーとG5ディスプレイ技術の実績ある技術を基盤として開発されたJohn Deere Pathは、John Deereモーターグレーダーやその他の除雪機のオプション機能です。降雪前に道路境界を事前にマッピングし、正確な誘導ルートを作成してJohn Deere Operations Center™に自動送信します。降雪時には、ほぼリアルタイムのマップにより、オペレーターは道路端との整合性を維持することができます。また、事前にマッピングされた境界に機器が近づきすぎると、音声アラートが鳴るため、事故リスクやインフラへの被害を軽減できます。

　G5ユニバーサルディスプレイは、明確で直感的なインターフェースを提供し、確実なナビゲーションを実現します。オペレーターは道路の端を視覚化し、衛星画像に重ねて表示される誘導経路に沿って作業を進めることができます。また、視覚的なエラーバーが表示され、逸脱や過度のドリフトを警告します。道路の境界線と障害物が事前にマッピングされている場合、システムは郵便受けや縁石などの障害物の認識を向上させるだけでなく、オペレーターは完了した作業を追跡・記録できるため、作業効率が向上します。ルート変更や積雪後の道路メンテナンス予定エリアのマーキングなど、いつでもPOI（Points Intent：関心地点）を追加できます。

　ジョンディアオペレーションセンターは、除雪管理において重要な役割を果たします。マップ上のすべてのルートと完了作業データは、プラットフォームにシームレスに統合されます。ジョンディアオペレーションセンターは、除雪された総面積、機械の位置、作業時間、そして利用可能な場合は燃料使用量に関する洞察を提供し、フリートマネージャーが情報に基づいた意思決定を行い、効率的なリソース配分を行うことを可能にします。

　John Deere Pathは、様々な作業ニーズに対応する2つのオプションソリューションとして提供されています。John Deere Pathは、ジョンディアモーターグレーダー専用に設計されており、2016年モデル以降の機械とシームレスに統合できます。複数の機種を混在させ、旧モデルを所有しているお客様には、John Deere Path Universalが完全なクローズドループシステム用のモデムを提供しており、プラウトラックなどの様々な機械との互換性を確保しています。

　John Deere Pathは、高度なマッピング技術と高精度技術を活用し、除雪作業の管理に優れたソリューションを提供します。精度の向上、オペレーターの視認性向上、そして統合された車両管理機能により、John Deere Pathは道路の清掃と地域社会の円滑な移動を支援します。

John Deere Pathの詳細については、JohnDeere.comをご覧ください。または、お近くのJohn Deere販売店にお問い合わせください。

■ John Deere（ジョンディア）について
　トラクターの運転経験、芝刈り、ブルドーザーの操作経験がなくても問題ありません。ジョンディアは、食料、繊維、燃料、そしてインフラの生産に貢献することで、地球上のすべての人々のために働いています。そのすべては、約200年前、鋼鉄製の鋤から始まりました。今日、ジョンディアは農業、建設、林業、芝生、発電システムなど、様々な分野でイノベーションを推進しています。

　ディア・アンド・カンパニーの詳細については、www.deere.com/en/news/ をご覧ください。
Copyright © 2025 Deere & Company. All Rights Reserved.

　ニュースリリース
　＊リリース内容から「ですます調」で表記しています。