三菱重工業は5月9日、2025年3月期(2024年度)業績を発表した。
■2024年度決算の概要 2024年度における世界経済は、インフレの落ち着きによる実質所得の持ち直しを背景に底堅い成長を続け、日本経済も、個人消費と設備投資を中心に緩やかに持ち直した。一方、政権交代のあった米国の保護主義政策による貿易紛争の拡大や、中国経済の減速、欧州主要国政治の不安定化など、先行きの不透明感は続いた。
受注高は、エナジーセグメントをはじめ全てのセグメントで増加したことにより、前年度を3,872億円上回る7兆712億円となった。売上収益は、航空・防衛・宇宙セグメントやエナジーセグメントなどで増加したことにより、前年度を3,700億円上回る5兆271億円となった。
事業利益は、エナジーセグメントや航空・防衛・宇宙セグメントなどで増加したことにより、前年度を1,006億円上回る3,831億円となった。税引前利益は、前年度を593億円上回る3,745億円となり、親会社の所有者に帰属する当期利益は、前年度を234億円上回る2,454億円となった。
■ 2025年度の業績見通し
2025年度(2026年3月期)の連結業績予想は下記のとおり。
売上収益5兆4,000億円(前年度比7.4%増)、事業利益4,200億円(同9.6%増)、親会社の所有者に帰属す る当期利益2,600億円(同5.9%増)。
対ドル、ユーロの為替レートの前提は、1ドル145円、1ユーロ155円。
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