ユナイテッド・トラクターズ、25年1〜3月の売上は6%増の34.3兆ルピア

・建設機械は31%増の10.9兆ルピア、コマツの販売台数は23%増

 United Tractors(ユナイテッド・トラクターズ):2025年4月29日

 ジャカルタ、2025年4月29日 – 本日、PTユナイテッドトラクターズTbk(以下、当社)は、2025年第1四半期(1〜3月)の連結財務諸表を発表しました。当社の純収益(売上高)は34.3兆ルピアで、2024年の同時期の32.4兆ルピアと比較して6%増加しました。売上は主に以下から得られました。

 (1ルピアは約0.0088円)

・鉱業請負事業は12.6兆ルピアで、2024年第1四半期比6%減
・建設機械事業は10.9兆ルピアで、2024年第1四半期比31%増
・火力・冶金用石炭採掘事業は7.0兆ルピアで、2024年第1四半期比15%減
・金・その他鉱物採掘事業は2.9兆ルピアで、2024年第1四半期比61%増

 当社の純利益は3.2兆ルピアで、以下の要因により30%減少しました。

・石炭販売および価格の低下による火力・冶金炭鉱事業、ならびに豪雨による鉱業請負事業からの業績貢献の低下は、金鉱業およびその他の鉱物採掘事業および建設機械事業からの貢献の改善、ならびにニッケル・インダストリーズ・リミテッド(NIC)のRKEFにある2つの老朽化した処理プラントの減損に関連する関連会社の純損失によって一部相殺されました。

■部門別業績
<建設機械部門>
 建設機械部門では、全セクターでの販売増加が牽引し、コマツの販売台数が前年同期比23%増の1,385台となりました。コマツは市場リーダーとしての地位を維持しています。社内市場調査によると、コマツの市場シェアは24%でした。

 スカニア(主にトラック)の販売台数は87台から158台に増加し、UDトラックスの販売台数は32台から88台に増加しました。これは主に鉱業セクターでの需要増加によるものです。スペアパーツおよびメンテナンスサービスの売上高は6%増の2.8兆ルピアでした。

 建設機械部門全体では、売上高は前年同期比 31%増の10.9兆ルピアとなりました。

<鉱業請負事業>
 当社は、PT Pamapersada Nusantara(PAMA)とその子会社PT Kalimantan Prima Persada(KPP Mining)を通じて鉱業請負事業を運営しています。PAMAとKPP Mining(PAMAグループ)は、鉱山権益保有者に対し、表土除去および石炭・その他鉱物の生産を支援する鉱業サービスを提供しています。
2025年第1四半期までに、PAMAグループの表土除去量は12%減少して2億5,200万bcmとなり、顧客の石炭生産量は2%減少して3,200万トンとなりました。平均剥土率は7.9倍でした。PAMAの表土除去量と顧客の石炭生産量の減少は、2025年第1四半期に発生した大雨によるものです。

<火力・冶金炭鉱部門>
 当社の火力・冶金炭鉱部門は、PT Tuah Turangga Agung(Turangga Resources)によって運営されています。
2025年第1四半期までのTurangga Resourcesの石炭鉱山における自社炭販売量は320万トン(うち冶金炭110万トン)と報告されており、2024年第1四半期比で2%減少しました。第三者炭を含む石炭総販売量は、前年同期比で3%減少し、380万トンとなりました。
 石炭鉱業部門は、石炭販売量の減少と価格下落(火力炭および冶金炭の両方)により、売上高が15%減少し、7兆ルピアとなりました。

<金・その他鉱物採掘部門>
 金・その他鉱物採掘部門の売上高は、主に金販売量の増加と販売価格の上昇により、前年同期比61%増の2.9兆ルピアとなりました。

<金採掘部門>
 PTアジンコート・リソーシズ(PTAR)とPTスンバワ・ジュタラヤ(SJR)が運営する金採掘事業は、金換算で5万7千オンスとなり、前年同期比16%増となりました。PTARは、北スマトラ州南タパヌリにあるマルタベ金鉱山を運営しています。マルタベの金換算販売量は5万5千オンスで、前年同期比12%増となりました。SJRは、西ヌサ・トゥンガラ州スンバワ島で金鉱山権益を運営しています。SJRの金換算販売量は2千オンスでした。

<ニッケル事業>
 PTスターゲイト・パシフィック・リソーシズ(SPR)は、スラウェシ島南東部に位置するニッケル鉱山を運営しています。SPRは、2025年第1四半期に52万5千湿メトリックトン(WMT)のニッケル鉱石販売を報告しました。内訳は、サプロライト15万5千WMT、リモナイト37万WMTです。

 当社が20.14%出資するニッケル・インダストリーズ・リミテッド(NIC)は、インドネシアに主要資産を有する統合ニッケル採掘・加工会社です。当社は、2024年第4四半期のNICの業績に基づき、3ヶ月分の純損失を未払いで計上しました。この事業の業績は、NICのRKEFにある2つの老朽化した加工工場に関連する減損の影響を受けています。

 ニュースリリース
 *リリース内容から「ですます調」で表記しています。