Kalmar(カルマー)、豪VICTに4台の自動ストラドルキャリアを供給

 Kalmar(カルマー):2025年4月29日

 Kalmarは、Victoria International Container Terminal (VICT:ビクトリア国際コンテナターミナル)に、60トン積載のツインリフト能力を備えたハイブリッド自動ストラドルキャリア4台を供給する契約を締結しました。この大型受注は、Kalmarの2025年第2四半期の受注に計上され、納入は2026年第1四半期中に完了する予定です。

 VICTはオーストラリア唯一の完全自動化コンテナターミナルであり、International Container Terminal Services, Inc.(国際コンテナターミナルサービス)が所有しています。35ヘクタールのターミナルは設計容量150万TEUを誇り、メルボルンで唯一、最大級のコンテナ船を取り扱うことができるターミナルです。

 VICTの自動化オペレーションは、Kalmar One自動化システムによって実現されています。これは、Kalmarの自動化機器と事前に統合・テスト済みのソフトウェアソリューションを組み合わせた、エンドツーエンドの包括的なシステムです。Kalmarは、VICTで稼働している自動コンテナハンドリングソフトウェアソリューションの継続的な保守とサポート、および関連する技術サポートも担当しています。Kalmarの新しいハイブリッドストラドルキャリアは、ツインリフトシャトルオペレーション用で、積載時間を短縮することで生産性を向上させるように特別に設計されています。

 VICTのCEO、Bruno Porchietto(ブルーノ・ポルキエット)氏は、次のように述べています。
 「Kalmarは、生産性の向上と最高レベルの顧客満足度の維持という当社の継続的な取り組みに大きく貢献してくれました。当社は既にKalmarのソリューションを信頼しており、Kalmarが当社の特定のニーズを満たすストラドルキャリアを設計してくれたことを大変嬉しく思っています。」

 Kalmarのグローバルセールス責任者、Karri Keskinen(カリ・ケスキネン)氏は次のように述べています。
 「このプロジェクトは、ビクトリア国際コンテナターミナルとの長年にわたる良好な協力関係を基盤としています。新型ストラドルキャリアは生産性の向上に貢献し、ターミナルが顧客のニーズに確実に応えられるよう支援します。」

■Kalmar(カルマー)
 Kalmar(Nasdaq Helsinki: KALMAR)は、持続可能なマテリアルハンドリング機器およびサービスの先駆者となることをビジョンに掲げ、世界中の重要なサプライチェーンにおいて貨物輸送を行っています。同社は、港湾・ターミナル、配送センター、製造業、重量物流など、業界を牽引する幅広い重量物搬送機器とサービスを提供しています。フィンランドのヘルシンキに本社を置くKalmarは、世界120カ国以上で事業を展開し、約5,200人の従業員を擁しています。2024年の売上高は約17億ユーロです。www.kalmarglobal.com

 ニュースリリース
 *リリース内容から「ですます調」で表記しています。