ジョンディア、1,350万ドル投じて米ミズーリ州のリマン(再生)施設を拡張

 Deere & Company(ディア社):2025年4月22日

 John Deere(ジョンディア)は、ミズーリ州ストラッフォードにあるリマン(再生)工場を12万平方フィート拡張するため、1,350万ドル(約20億円、148円換算)を投資します。工場長のKevin Schrag(ケビン・シュラグ)氏は、この拡張計画を的確に表現しました。「これはかなり大きな出来事です!」

■リマニュファクチャリングとは?
 リマニュファクチャリングとは、使用済みの消耗品を新品同様の状態に再生することです。これには、「コア」と呼ばれる原材料の分解、洗浄、加工、品質検査が含まれます。コアは、車軸やエンジンなどの大型部品から、燃料ノズルや電子ディスプレイなどの小型部品まで、あらゆるものが対象となります。コアがジョンディアの基準を満たさない場合、廃棄されます。

 顧客にとって、再生製品は、性能や保証を犠牲にすることなく、新品より最大 30% 安くなります。

■なぜ重要なのか
 目標は、品質を損なうことなく、コアを可能な限り多く使用することです。ベアリングやシールなど、多くの部品は、常にジョンディア純正部品に交換されます。

 新施設の建設により、ジョンディアは特定のエンジンの再生に先立ち、プログラムの早い段階からコア部品の収集を開始できるようになります。これにより、部品プールを構築し、プログラムを効率的に立ち上げることができます。

■ディーラーと顧客へのメリット
 顧客にとって、再生製品は性能や保証を損なうことなく、新品よりも最大30%安価です。

 この費用対効果の高いソリューションは、特に技術者不足の時期にディーラーにとっても役立ちます。エンジン全体を交換することで、ディーラーは平均40時間を節約でき、より多くの顧客に迅速かつ効率的にサービスを提供できるようになります。

■さらに、まだまだあります!
 ジョンディア・リマンは、継続的に新製品を追加しています。最近では、モーターグレーダー用アクスル、複数のファイナルTier 4エンジンモデル、ターボチャージャー、エンジンコントローラーを発売しました。昨年だけでも2,000万ドル相当の新製品を導入し、部品番号は合計2,300種類に達しました。

 ニュースリリース
 *リリース内容から「ですます調」で表記しています。